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日記一覧

 知識を整理していけばまとめられ、ムラがなくなり、最終的に行き着くのは理論ということになります。私たちの生活世界での断片的な事柄が物語として集約され、伝承されてきたことを思い起こせば、理論は物語から始まっていることに納得できる筈です。物語が

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イソギク
2018年10月31日05:41

 最近イソギクを見る機会が増えた。イソギク(磯菊)はキク科キク属の植物。磯の菊ということからイソギク(磯菊)の名がある。多年草で葉は楕円形から倒楕円形で、大きく丸い鋸歯が入る。葉は厚く、表は緑色だが、裏側は白い毛が密生する。花期は10〜11月頃

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 ピラカンサは生け垣や鉢植えとして栽培される常緑低木で、数種類をまとめてピラカンサと呼んでいます。日本には明治時代に導入されましたが、果実が美しく、特別な管理をしなくてもよく育つため、広く普及しています。春に開花する花は白色で観賞価値が高く

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バラが咲いた
2018年10月29日05:38

 バラの開花時期は、 春(5〜6月)と秋(10〜11月)が多く、今は秋のバラが咲いている。夏の暑い時はひと休みのようである。甘い香りがあり、香水の材料にも使われる。ギリシャ神話では、愛と美の女神アフロディーテが海から誕生したときに、大地がそれと同

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 アブラハムの熱烈な信奉者であった哲学者セーレン・キルケゴールは、その著書『おそれとおののき』(白水社版著作集第5巻)で、イサクの燔祭に際してのアブラハムの心理状態を考察し、不条理な信仰と懐疑論に陥らない人生の可能性について考察し、それを成

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カルミア
2018年10月28日05:26

 「カルミア」はツツジ科カルミア属の花木全般を指す総称ですが、一般的には北アメリカやキューバを原産とするアメリカシャクナゲを指し、コネチカット州の州花に指定されています。アメリカシャクナゲといっても、シャクナゲの仲間ではありません。日本で一

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 旧約聖書の『創世記』22章1節から19節のアブラハムとイサクの逸話を取り上げよう。アブラハムの試練物語で、その内容は不妊の妻サラとの間に年老いてからもうけた一人息子イサクを生贄に捧げるよう、神が彼に命じるというもの。この試練を乗り越えることに

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 すっかり葉の落ちた細い枝に大きな実がついている。とても不自然で、こんなことが生物の世界で許されるのかと訝るほどのアンバランスな大きさで、とても気になってしまった。かつて紹介したシシユズ(獅子柚子)がとても大きくグロテスクな実をつけるのに似

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 正岡子規が法隆寺を訪れた際につくったと言われるのが、「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」。この柿の句が書かれたのが今日(10月26日)で、今頃は柿が熟す時期でもあります。そのような理由から、今日が「柿の日」。柿好きとして知られる正岡子規は、他にも「

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神話、物語、そして歴史
2018年10月26日05:42

 物語は私たちの心を魅了し、麻痺させる。神話や物語に私たちは本能的に反応する。私たちの好奇心を満たしながら、疑問や異議を巧みに封じ込めてしまう。物語や神話は私たちに快楽を提供し、それを通じて私たちを麻痺させることができる。魅力的な話の展開は

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コキアの紅葉
2018年10月26日04:50

 和名はホウキグサ。日本へは中国経由で伝わり栽培されてきた。「枯れた茎はホウキ、果実は食用に」と無駄のない利用価値の高さから江戸時代には広く栽培されるようになる。その実は「とんぶり」といい「畑のキャビア」として親しまれている(今公園でよく見

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 私たちが住んでいる世界は古典的な前提が成り立っている世界です。古典的世界は自明で当たり前の世界で、疑われることがない三つの原理からなる世界です。白を黒と言うと、誰もが驚きますが、白を白と言っても誰も驚きません。そんな驚きのない世界が古典的

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 ムラ、むら、斑とは、色の濃淡、物の厚薄などがあって、一様でないことです。正常な知覚像はムラが見えない、見えているものは一様で均一に知覚されると思われています。知覚対象が一部欠けていたり、濃淡があったりするようなことは通常の環境ではないこと

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メキシカンセージ
2018年10月25日04:12

 メキシコから中南米が原産。高さは1〜1.2mになり、線形の葉は軟毛に被われます。晩夏から秋にかけて、長い花穂を伸ばして、赤紫色のビロードのような花を咲かせます。メキシカンセージは、シソ科サルビア属の多年草。画像は花を咲かせた木場公園のメキシカ

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 物語ではなく論証からなるパルメニデスの哲学は、どのような筋立てなのか。彼の哲学は、次のような思考と存在の関係に関する基本前提からなっている。対象を考えることができるなら、それは存在でき、その逆も成立する。対象が存在しないならば、それは存在

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ソライロアサガオは曲者
2018年10月24日02:59

 アサガオは誰もが子供の頃から親しんでいる草花。奈良時代に中国から渡来し、薬草として用いられたのが始まりです。アサガオが観賞用として楽しまれるようになったのは江戸時代で、大きな花の「大輪アサガオ」や、葉や花がユニークに変化した「変化咲きアサ

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 ターレスの定理と呼ばれる幾何学の定理を例にしながら、論証がどのように展開されるかを実際に眺めてみよう。まず、三つの命題を記しておこう。円は直径によって二つの同じ部分に分割される。二等辺三角形の底角は等しい。二つの直線が交わったときの対頂角

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コスモス
2018年10月23日03:24

 コスモスは、キク科コスモス属の総称で、和名はアキザクラ(秋桜)。コスモスの野生種はメキシコの高原が故郷。葉は細かく枝分かれして羽状になり、花径は大輪種だと10cmを超す。メキシコからマドリッドの王立植物園に送られ、コスモスと名づけられた。コス

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<プロットと因果過程(物語と現象)> プロット(plot)は物語の設計図。物語の基本はプロットの存在にある。どんな現象、出来事も原因と結果をもっていて、複数の因果過程がしばしば重なり、また離反するように変化する魅力的なプロットが私たちを惹きつけ

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 人の日常社会での行動、活動は利己的で、利害が伴うものがほとんど。そのため、性善説では人の振舞いは説明し切れないことになっています。そんな中で、性善説や利他主義、博愛主義が幅を利かせてきたのが環境保護活動です。それは医療活動と並んで、人の善

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ダイダイ(橙)
2018年10月22日05:33

 インド、ヒマラヤが原産。日本へは中国から渡来。また、ヨーロッパへも伝わり、ビターオレンジとして栽培されている。日本での多くは正月飾り用。高さ4-5mになる常緑小高木で、枝には棘がある。 初夏に白い花が咲き、冬に果実が黄熟する。果実の色は橙色と

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冠雪
2018年10月21日07:36

よく晴れた秋空に浮かび上がるのは白くなった富士山。いつの間にか季節は夏から秋に移り、それを知らせるのが冠雪。

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<理論か物語か?> 理論と物語のいずれがより信頼されているのか。古代人なら物語を、現代人なら理論を信頼するというのが誰もが出す答えである。世界の誕生から現在までを物語として受け入れ、盲目的に信じることと、世界の仕組みや構造に関して疑問をもち

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 原産地は南アフリカのケープ地方。日本へは江戸時代に観賞用として渡来しました。オキザリスはカタバミの仲間で800〜850種があり、世界に広く分布しています。ロゼット状のものから低木状のもの、地中に球根をもつもの、多肉植物に近いものなど、形状は様々

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<神話学史瞥見:因果性の起源> 物語の原型としての神話について考えてみよう。神話に関する研究は神話学と呼ばれ、19世紀の神話学はダーウィンの進化論の影響を受け、歴史的だが、20世紀の神話学はソシュールの構造言語学とフロイトの精神分析の影響を受け

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イヌマキ
2018年10月20日04:28

 イヌマキ(犬槇)は、マキ科の常緑針葉高木。関東以南の比較的暖かい地域に分布する。樹皮は白っぽい褐色で、細かく薄く縦長にはがれる。葉は細長いが、扁平で主脈がはっきりしていて、針葉樹の葉には見えない形をしている。雌雄異株で、雄花は前の年の枝に

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 これまで「確定的」と「確率的」の違いについてコイン投げを例にして述べてきた。これから暫く、因果的な生活世界が神話や物語で語られ、次に哲学がそれを論証的に説明し、科学が実証的に記述、説明したことを考えてみよう。 コイン投げの話題とはまるで異

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ブッドレア
2018年10月19日04:50

 ブッドレアと言われても、「藤空木」とは誰も思わない。だが、二つは同じ植物で、種子から育てられる園芸植物として人気が高い。現在日本で流通しているブッドレア(フジウツギ)はヨーロッパで品種改良されたもの。元々はアジアなどの地域の植物で日本にも

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10古典的世界観の三つの前提:因果性、確定性、連続性(スケッチ) 古典的世界観の基本原理は、因果性の他に、確定性、連続性からなっている。ここではそれぞれの原理の詳しい説明はしないが、連続性に関わる事柄がここでは重要な役割を果たすことになる。古

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 矮性アカシアの代表。花色は濃黄色で沢山咲かせる。アカシアはオーストラリア東岸に広く分布する。オーストラリアの東海岸部は雨が多いので、日本で適応できる種類が見つかる。本来は冬咲きだが、日本では気温が下がるので初冬と初春になる(今年は既に咲い

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