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日記一覧

ベルクソンの持続
2019年01月31日07:01

 ベルクソン(Henri-Louis Bergson, 1859−1941)の『物質と記憶』は、大学に入った私が一生懸命読んだ本の一つ。日本語訳でも無駄のない表現で、それはフランス語でも然りで、何とも的確、華麗で、緊張感ある文体で表現されていた。彼は「持続(durée

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オニノゲシ
2019年01月31日04:52

 最近あちこちで咲いているのがオニノゲシ(鬼野芥子)。これからもっと咲き出すだろうが、オニノゲシはキク科ノゲシ属の越年草で、ヨーロッパ原産。帰化植物として、世界中に分布している。日本に入ってきたのは明治の中頃。タンポポと並んで、日本ではどこ

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 瞬間と永遠の時間は時間の両極端にある概念で、幾何学的には点と線がそれらに対応している。線は点の集まりであるにもかかわらず、点のもつ性質と線のもつ性質はまるで異なっている。時間は古来直線を辿るかのように過去から現在を通って未来に伸びていると

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冬に咲く花たち
2019年01月30日04:53

 流石に今は花が少ない。だが、植物が死んだ訳ではなく、眠っているだけだと思いたいのだが、起きているとか寝ているとかは動物だけだというのが私たちの常識で、植物の覚醒など普通は思いもしない。そんな中で、早く咲いてしまったかのようなボケ、今が盛り

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時間、記憶、仏教
2019年01月29日06:40

 私たちは時間に追われて生活している。我を忘れ、時間を忘れることがあっても、それは一時のことに過ぎない。カレンダーや時計がなければ、日常生活は大混乱に陥ること必至。正に人間は時間の奴隷だのだが、そんな常識に抗して、物理学の世界では時間が実在

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ヒサカキ
2019年01月29日04:45

 子供の時以来、神棚にあげるのはサカキだと聞いていたが、それがヒサカキかサカキかは確かめたことがなかった。今の妙高ではサカキ、ヒサカキのいずれが神棚にあるのか私にはわからない。ヒサカキは常緑で、葉はやや倒卵状楕円形で、丸い鋸歯がある。葉は厚

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記憶と感情
2019年01月28日09:28

 感情は学習され、記憶される。記憶はその感情に左右されて、想起や忘却が起こる。記憶の内容はしばしば感情と強く結びついているが、記憶と感情の間にはどのような関係があるのだろうか。記録と記憶のどこが共通していて、どこがどのように違うかを把握する

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 ダイアンサスはナデシコのこと。ナデシコ(撫子)はナデシコ科ナデシコ属の植物で、秋の七草の一つである。その園芸種の一つがミーテで、飾る花感覚のナデシコといったところか。耐寒性が高く、冬でも十分耐えられる。名前の由来はイタリア語で「穏やか」を

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A 想起される記憶はその主体が作者の如くに編集し、脚色するのだが、次のような特徴をもっている。・物語の細部や、馴染みの薄い事柄などは省略される・つじつまの合わない事柄は、情報が加えられ合理的な説明がされる・物語のある部分が強調されて、中心的

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梅の花
2019年01月27日04:26

 江戸川公園は関口台地の南斜面の神田川沿いに広がる公園。画像はそこに咲いていた紅白の梅の花。この公園の細長い遊歩道を散策すると、様々な景色を楽しむことができる。昔から桜の名所で、川に沿ってソメイヨシノが続く。遊歩道を進むと、石の広場、藤棚の

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自分史と自伝的記憶
2019年01月26日08:57

 自分史は誰もが一度は考える自叙伝に代表される自らの生い立ちから死までの物語。タイトルの「自伝的記憶」とは重なる部分が多いが、同じではない。自叙伝には他人が自分をどう見てきたか、自分についての客観的な記録等が求められるが、自伝的記憶は記録で

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冬(の)桜
2019年01月26日04:59

 桜といえば春に決まっているのだが、秋から冬に咲くサクラも、早春に咲くサクラもある。彼らはそれぞれ正常に咲いているのだが、私たちは季節外れの、狂い咲きのサクラと一括して考える場合が多いようである。 冬桜と言えば、小葉桜(こばざくら)を指す。

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 既に二度に分けて記憶の捏造と検証について述べた。そこに登場したのが抑圧された記憶(Repressed Memory)で、無意識下に押し込められた記憶のこと、あるいはそのような記憶が存在するという仮説のことだった。その記憶が意識できるように回復すれば、それ

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 寒さに強く、冬から春まで長く咲く「アラカルト シュシュ」は、パンジーなどとも相性がよく、冬の寄せ植えの主役にぴったり。理由は、花茎の伸びるタイプなので、株に立体感があり、色鮮やかな花が幾重にも咲くから、と園芸家は言う。パンジー並みの耐寒性

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ツルニチニチソウ
2019年01月24日07:52

 ツルニチニチソウ(蔓日々草)はキョウチクトウ科の常緑蔓性植物の一種。散歩中に何気なく木の根元に咲いているのを見つけた。少々咲き急いだ感はあっても、春の兆しを感じて嬉しい気分になる。最近は半ば野生化したツルニチニチソウをよく見る。すぐ近くに

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 1994年に出版されたエリザベス・ロフタス、キャサリン・ケッチャム共著The myth of repressed memory: false memories and allegation of sexual abuseには、記憶の捏造が詳しく検討されている。それは、人の記憶、特に子供時代の記憶とその検証に対する基

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 記憶の内容の真偽に対する哲学的な議論の横で、とても衝撃的な捏造記憶に関する事件が20世紀の最後に起こった。記憶の有無が政治の世界ではしばしば問題になるが、記憶の真偽とその検証の問題が社会問題として多くの人を巻き込むことになったのである

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 隅田川のユリカモメの話をしたが、その際隅田川テラスに触れた。そのテラスのあちこちで今見かけるのが園芸植物のデージーである。西ヨーロッパおよび地中海沿岸が原産で、明治時代に渡来。開花期は12月下旬から5月上旬。つぶつぶの花びらで、真ん中が黄色

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スノードロップ
2019年01月22日05:43

 公園の目立たない場所に咲いていたのが画像の白い花で、その名前はスノードロップ。スノードロップの別名は「待雪草」、ヒガンバナ科ガランサス属で、「雪のしずく」や「雪の草」とも言われます。マツヨイグサを「宵待草」と呼んだとすれば、スノードロップ

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 最近は脳が関心の的になり、「脳死」などという言葉が普通の会話によく登場します。脳に対する私たちの興味や知識が深まり、脳は人の活動のすべてをコントロールし、私たちの日常生活は正常な脳に支えられているという理解が常識になっています。つまり、脳

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隅田川のユリカモメ
2019年01月21日04:55

 隅田川は川も川辺もすっかり変わった。水はきれいになり、川辺はテラスと呼ぶにふさわしい遊歩道になった。だが、ユリカモメ (百合鴎)は変わらない。『伊勢物語』に登場する「都鳥」は、現在ミヤコドリと呼ばれている鳥ではなく、ユリカモメのことだとす

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 忘れることも憶えることも、いずれもそれなりの努力が必要で、脳に負担がかかるか否かはわからないが、心には確かに負担となってきた。日常生活のほぼすべてにわたり、知識や技術の学習が求められ、その基本が憶えることで、忘れないようにする工夫が重ねら

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 オオイヌノフグリは、オオバコ科クワガタソウ属の越年草。路傍や畑の畦道などに普通に見られる雑草で、公園などにも繁茂している。和名はイヌノフグリに似て、それより大きいために付けられた。フグリとは陰嚢のことで、イヌノフグリの実の形が雄犬の陰嚢に

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Ceci n’est pas une pipe
2019年01月19日06:49

 ルネ・マグリットの「イメージの裏切り」は1928−29年に制作され、油彩、キャンパス、63.5僉93.98僂如▲蹈汽鵐献Д襯后Εウンティ美術館に所蔵されている。パイプのイメージを裏切るような文が下に書かれており、それがCeci n’est pas une pipe(これ

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冬のチューリップ
2019年01月19日06:12

 チューリップ球根は自然の冬の寒さを過ごすことによる春に開花する。これからがチューリップの季節なのだが、チューリップは一輪ではなく、集団になっている方が好まれる。バラは一輪でもバラだが、チューリップは複数あった方がいい。あちこちの公園や広場

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命名の作法と自由
2019年01月18日10:20

 自分の好きなように対象や出来事に命名するのが理想でも、対象や出来事を真に表現するにふさわしい名前が求められてきた。私たちは自分の子供に名前をつける時、その子が産まれた経緯や家系を中心には考えなくなっている。だが、それで自由に命名しているか

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セイヨウアブラナ
2019年01月18日05:08

 セイヨウアブラナは、アブラナ科アブラナ属の植物。食用油の原料として、世界中で広く栽培されている。英語では、白菜等の仲間である近縁種Braasica rapaに由来する語rapeと表記されてきたが、近年はキャノーラ品種を意味する語canolaがセイヨウアブラナ全

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エリカ
2019年01月17日09:04

 エリカ属はツツジ科の属の一つで、700種類以上の種があり、その大部分は南アフリカ原産で、残りの70種程度がアフリカ以外の原産である。アフリカ、ヨーロッパに600種以上が分布する常緑性の樹木。英語ではヒース、ドイツ語ではハイデと呼ばれる。園芸では性

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 「記憶の固執」はダリの作品の中でも最も広く知られている作品の一つ。ぐにゃりとチーズのようにとろけた時計はダリ作品のアイコンにもなっている。だが、この作品は24.1×33僂箸いA4の紙ほどの大きさしかない。その小さなキャンバスに、細密にリアルに描

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梅、雪、そして桜
2019年01月16日22:23

 寒梅が咲き始めている。寒風の中の梅の花が嫌いな人はいないだろうが、雪と梅の花も見事な取り合わせではないだろうか。 大島蓼太(りょうた)(1718〜1787)は江戸中期の信濃の俳人で、別号が雪中庵。江戸俳壇の実力者で、芭蕉への復帰を唱えた。 「とも

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