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2019年12月11日05:19

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シコンノボタンの紫紺

 公園などでよく見るようになったシコンノボタン(紫紺野牡丹)は冬になっても花をつけている。その紫色は幅があり、京紫から江戸紫までを優に含み、しかも変化する。「紫紺のボタン」ではなく、紫紺の「ノボタン」であり、ノボタン科ティボウキナ属(和名シコンノボタン属)の常緑低木。日本ではノボタン(野牡丹)などの4属7種が南西諸島や小笠原諸島に分布する。
 一般的にノボタンといえば、シコンノボタンを指す。中南米原産のシコンノボタンは紫色の大輪の花が美しい。別名のスパイダーフラワーは、紫色の雄しべ10本のうちの5本が長く、葯(雄しべの花粉を入れる袋)の部分がクモの節のように曲がっているため。
 本来は常緑だが、日本では冬に落葉することが多い。南国原産にしては耐寒性がある。流通上はノボタンとシコンノボタンが混同されているが、ノボタンは短いオシベが黄色で長いオシベは紫色、シコンノボタンは長短のオシベが共に紫色である。なお、オシベが白いのはコートダジュールという園芸種。

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