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2019年10月23日04:20

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クサボケの実

 クサボケ(草木瓜)はバラ科ボケ属の落葉低木で、本州や四国の日当たりの良い斜面などに分布。シドミ、ジナシとも呼ばれる。花はオレンジ色だが、白い花のものを白花クサボケと呼ぶ場合もある。ジナシは地梨、シドミは酸っぱい実を意味する「酸ドミ」が転訛したもの。
 枝が上へと伸びて樹高が2mほどになるボケとは異なり、枝が横に広がって草状に立ち上がるため、クサボケと呼ばれる。ボケは背が高く、枝のトゲは目立たない。ボケの実はクサボケの実よりも大きくて、色は黄色。縦に「彫り」が入っている。クサボケの枝にトゲがいっぱいある。実はボケよりは小さく、色は黄色。縦に「彫り」は入っておらず、表面はつるつる。平地ではバラのように秋にも開花、結実することが多く、9月頃には花と実を同時に見ることができる。果実は10〜12月頃に黄色く熟す。実の直径は3〜4センチで樹高の割に大きいため目立つ。一見すると果物のようだが、堅くて非常に酸っぱく、生では食べられないが、未熟な果実を漬けた果実酒は香りが高くて美味しい。薬効があり、疲労回復(薬用酒)になる。生薬名は「草木瓜(そうもっか)」。

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