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2019年09月19日05:21

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コムラサキ(小紫)

 江戸や京都の近くには小江戸や小京都があり、蝶にはオオムラサキ、コムラサキがいる。そして、植物の場合も同じような名前が見つかる。
 私には気品の塊に見えるのがコムラサキで、クマツヅラ(熊葛)科に属する。開花時期は夏から秋にかけてで、紫色の綺麗な実をつけ始めている。根元に近い方から順次開花し、それを追うように実をつけていく。実は、緑色から紫色に変わる。コムラサキはムラサキシキブ(紫式部)に似ていることからこの名前になったのだが、庭木としてよく植えられている。
 ムラサキシキブはコムラサキより大型のシソ科の落葉低木。日本各地の林などに自生している。オオムラサキシキブはムラサキシキブより大きな変種。見比べるなら、紫式部の名前に相応しいのはコムラサキの方で、見た目はコムラサキに軍配が上がる。
 コムラサキの別名はコシキブ。ムラサキシキブとは別種だが、混同されやすく、コムラサキをムラサキシキブとして栽培している場合がほとんどである。コムラサキは葉の先端半分にだけ鋸歯があるが、ムラサキシキブは葉全体に鋸歯があることで区別できる。

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