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2019年01月21日04:55

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隅田川のユリカモメ

 隅田川は川も川辺もすっかり変わった。水はきれいになり、川辺はテラスと呼ぶにふさわしい遊歩道になった。だが、ユリカモメ (百合鴎)は変わらない。『伊勢物語』に登場する「都鳥」は、現在ミヤコドリと呼ばれている鳥ではなく、ユリカモメのことだとする説が有力である。『伊勢物語』の「九段 東下り」は次のように記す。

なほゆきゆきて、武蔵の国と下つ総の国との中に、いと大きなる河あり。それをすみだ河といふ。(中略)さるをりしも、白き鳥の嘴と脚と赤き、しぎの大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。

このように、「都鳥」は「墨田川にいる鳥で、体が白く、嘴と脚が赤い、シギ程度の大きさ、魚を食べる水鳥」とされているが、この条件を満たす鳥がユリカモメ。そのため、「都鳥=ユリカモメ」と推定されている。 全長40cmほどの冬鳥として、全国の河、河口、湖沼、海岸の水辺に飛来する。在原業平や和泉式部の和歌にも「都鳥」として登場し、東京都の鳥に指定されている。
 「ユリカモメ」は「カモメ」の一種で、10月下旬から11月上旬にシベリアやカムチャッカ方面から渡来し、4月頃まで東京湾、隅田川、多摩川などに群れをなして見られる。ユリカモメは何でも食べるたくましさをもち、東京都のゴミ捨て場だった夢の島にも、沢山見られた。カモメ類ではいちばん内陸にまで飛来する鳥で、入江のカモメ、つまりイリエカモメがユリカモメに転じたとされている。
(画像は勝鬨橋付近のユリカモメ)

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