■青木さやかが抱いた母への確執、抵抗しながらも迎えた最期のとき。多くの女性が悩み共感する母娘の関係性とは
(JIJICO - 04月03日 07:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=180&from=diary&id=6032844
もう30年以上前に評判になった「親の顔が見たい」
という本を書いたある女子大の教授の言葉に、
僕は衝撃を受けると同時に、深く共感したものでした。
彼はこう言います:
「父と息子は、基本的に他人同士であり、ごく自然にそう振舞うことができる。
しかし母と娘は決してそうはならない。
どうしても断ちきれない絆で結ばれてしまうのである。
『わたしはお母さんとは正反対の性格だから』と断言する娘も、
成長し大人になり結婚し母になり中年になるに従って、驚くほど母親に似てくる。
それも母親の持つ欠点を、そっくり受け継いでしまうのである。
専横な母親に育てられた娘は、決まって専横な母親になり娘を苦しめる。
だらしのない母親にはだらしのない娘が、刹那的な母親には刹那的な娘が、
不人情な母親には不人情な娘が、という風に…」
(中略)「またその原因は容易に推察できる。
それは互いを独立した人格を持つ第三者と見做すことができない母と娘の、
のっぴきならない関係性から生じるのである」と。
姉三人の支配下で育った僕には、まことに「その通り!」と思える分析でした。
姉たちは、僕をペットのように扱う一方で、理不尽な苛めもあり、
いつどんなきっかけで怒り出すか、常に顔色を窺っていました。
また、姉同士の喧嘩はものすごく、憎しみを漲らせた形相で、
「それは幾らなんでも…」と思わせるような人格否定の言葉を投げつけあい、
今にも殺し合いを始めるかと思われるほどの凄まじさなのです。
ところが次の日にはケロッとして、一緒に買い物に行ったりする豹変ぶり。
弟の僕にとっては、どう考えても理解不能な生き物でした。
支配的な母親(今でいう毒母)はもちろん、
例え仲の良い母娘の関係であっても、
両者の間柄は、たとえそれが愛着であれ憎しみであれ、
切っても切り離せない蜘蛛の糸で結ばれる宿命なのなのだ
と教授は分析しています。
そして彼は最後に「母と娘の間柄は、一種の呪いに他ならない」と結んでいました。
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