■他人に言われて涙が出るほど悔しかったことってなんですか?
(ママスタジアム - 10月08日 09:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=176&from=diary&id=5817796
昭和50年代で、まだ怖いもの知らずだった20代の頃、
英語の授業を抜本的に改革して、
明治以来の古色蒼然とした「目と手」を使う訓詁学的な英語学習から、
「耳と口と自己表現」を駆使した授業に変革しようと、職員会議で提案しました。
語学とは「通じてナンボ」「使えてナンボ」の世界だからです。
これは体育の「走れてナンボ」音楽の「歌えてナンボ」
と全く同じ実技教科なんですよ。
現代は、文明開化時代の西洋の進んだ資料を読み解き翻訳するという
「座学」が重んじられたような、啓蒙時代ではないのです。
「耳から口へ」を僕が訴えた理由というのは、
大学入試の「四択当てモンクイズ」には長けても、
実際には、英語四技能「読む・書く・聴く・話す」
にはクソの役にも立たない生徒を量産する英語授業を廃止して、
ディベートとスピーチに重点を置いた授業にしなければ
日本人の英語力は、永遠に国際水準に追いつかないからです。
しかしこの提案は、圧倒的多数の猛反対で却下されました。
そして僕につけられた評価は「エエ恰好しい」「変人」でした。
ある年配の英語教師は「そらキミはエエやろ、英語喋れるんやから…」
「それをやりたいんなら、すぐ教師辞めて英会話教室に行け」
とまで冷然と言い放ちました。
そのプライドの無さと鉄面皮には、
はらわたが煮えて、涙が出るほど悔しかったです。
教員生活43年間は、こんな鎖国状態の英語教育との闘いでしたね。
ログインしてコメントを確認・投稿する