男性目線で妊娠・出産・育児を綴ったリアル実況ドキュメント! 『こうしておれは父になる(のか)』が本音満載でエモい
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元々僕は子供が嫌いでした。
たまたまならの実家に帰ったら、姉たちが子連れで家にやって来て、
食卓で汚い食べ方をするわ、ところかまわず散らかすわ、
大声で泣き喚くわ…、全く落ち着かず居づらい。
自室に閉じこもっていても、そんなことお構いなしに入ってくる。
姉たちが泊まっている間は、さっさと大阪の自分の家に帰りました。
そんな僕に、な、何と子供ができてしまったじゃありませんか!
する事をすればできるのは当然ですが、それでもショックで、
「ああ、これで俺の青春もお終いか」と思いました…。
ところが、いざ長男が生まれてしまうと、僕の人生は180度変わりました。
無条件に可愛いのです、そればかりか、他人の子まで可愛く見えてくるのです。
それまでのプライバシーも趣味も、すっかり消し飛んでしまって、
我が家は全面的に子供中心に動き始めました。
お風呂入れ、おしめ替え、添い寝から始まって、
少し成長すれば、3歳から本の読み聞かせ、4〜5歳からは公園、遊園地、
散歩、キャンプなど、裏山に基地づくり、スキーなど、あらゆる遊びをしました。
他の子供まで可愛いがるから、保育園で僕は大人気のおっちゃん。
お迎えに行くと決まって「あ、○○クンのおっちゃ〜ん!」
と言って駆け寄ってきます。
息子の両脚を掴んで、飛行機ごっこで振り回していたら、
たちまち群がってきて「おっちゃん、僕もブーン」と要求してきます。
全員に「ブーン」をし終わったころには、完全にグロッギー状態。
またある時には、テレビドラマ「宇宙刑事ギャバン」の悪役を演じ、
「フフフ…、少し気付くのが遅かったようだな」と登場すると、
真剣になった子供たちが、一斉に襲い掛かってきました。
積み木を投げつける、バットで殴る、蹴る、噛みつく、
散々な目に遭って「参った、もうカンニン…」と泣きを入れましたが、
子供たちは全然許してくれません
保母さんも呆れ顔で見ていました。
男の子育ての要諦は、自分も「大きな子供」でいること
そして「親として育てられていくこと」なんですね。
我ながら、自分の変身ぶりには驚きでした。
男も女も「子供が出す試練に鍛えられること」で、人間として成長するんですな。
息子も娘も、すぐに怒るカミさんより、放し飼いをする僕が大好きでした。
今では二人とも、自分が育てられたように、大まかな子育てをしています。
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