ムーミン谷の花火　その１

例年なら10月は母とディズニーランド近辺のホテルに泊まって、
仮装でＤハロを満喫するところですが、
今年はＤハロはないうえディズニーリゾートのチケットは激戦必至なのでパス。
けれど、このままどこにも行かずに終わるのは淋しいなあ、
と思っていたらメッツァ花火大会2020「森と湖と花火と。」が開催され、
閉園後のムーミンバレーパークのレストランで、
ディナーを楽しみながら花火を鑑賞出来る特別プランがあると知って、
今年は母と仮装をしてムーミンバレーパークに行くことにしました。


先ずは、17日の特別プラン初日のチケットを予約。
１日10組限定なのでファンクラブ会員の先行予約でも瞬殺でしたが、
永年、限定ドールの予約で鍛えていたため、
予約開始時間前からパソコンにかじりつき、
母とわたし、ついでにお友だちご夫婦の分の予約まで無事取れました

となると次はホテルの予約です。
わたし１人ならハーベストが始まった時のように
10日で４回自宅からムーミン谷通いも可能ですが、
先月89歳になった母を連れてとなると前泊・後泊は必要です。

昨年のクリスマスに初めて母を連れて行った際は、
パーク公認のマロウドイン飯能のスペシャルルームに泊まったので、
今回は利便性を考えて飯能駅直結のヘリテイジ飯能sta.に泊まろうかな。
でもまあ、クリスマスの日にバイキングに行ったらお客が誰もいなかったくらいだし、
こちらの予約は焦らなくて良いかなとまったり構えていたら、
GO TOトラベルと花火大会の影響で思った通りに予約が取れなくなり、
(他の周辺ホテルも花火大会の日はすべて満室でした)
普段シングルの部屋に無理無理２人で前泊した後、
花火大会の朝にチェックアウトして荷物を持ったまま谷へ行き、
花火鑑賞の後即帰宅というハードなスケジュールになってしまいました。
仮装衣装を作る前にホテルの予約をするべきだったわ


肝心の仮装ですが、先ず悩んだのが母をなんのキャラクターにするかという点。
わたしはいつもフィリフヨンカ(フィヨンカ夫人)なので、
クリスマスには親戚で劇場主のエンマになって貰いましたが、
その時の衣装は分厚すぎて10月にはむかないので新調しなくては。
ムーミンの世界でエンマ以外におばあさんキャラというと、
リトルミイのおばあさんが思い浮かびますが、
原作にはネグリジェ姿でしか出てこないし、
少し設定年齢を下げてお母さんにしてもミムラ夫人は性格的に母には向かなさそう。
などとつらつら考えていたら思い浮かんだのが、

　『ムーミンパパの思い出』に出てくる ヘムレンおばさん

です。
しつけに厳しくお節介という点は母とは正反対ですが、
身も蓋もない発言が多い点はなんとなく似ています。


今回もベースは通販で購入した安価なマキシワンピ。
それを母の背丈に合わせて裾上げして、
首元にはレースの付け襟を、
背面にはボタン風に見えるよう等間隔に百均のカシメを付けました。
裾からのぞくシュミーズは、
百均のランニングシャツにゴス系パニエを縫い付けて作りました。
あとはそれっぽい帽子に羽根飾りを作って付け、
バッグにはお話の中でおばさんを襲うニブリングのぬいぐるみを
クリアチェーンでつるして完成です。

母の洋服がパープルなので、
わたしは８月のムーミンの日用に作った
オレンジの『さびしがりやのクニット』の表紙の右側の人の衣装を、
ハロウィンっぽく装飾して着ようと思ったのですが、
帽子の飾りをバラからアイビー＋パンプキンに替えたところで時間切れになり、
慌ててAmazonで中国製の黒いレースのテーブルクロスを買って、
ショール替わりに肩にかけたらなんとかそれらしく見えるようになりました。
でも、このショールがくせ者だったのです。

(その２　に続く)