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2019年09月21日10:13

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便利だし

■めんつゆを料理に使うのは手抜き?アンケートの結果はやっぱり…
(女子SPA! - 09月20日 08:51)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=156&from=diary&id=5795367


 料理の合わせ調味料だけではなく、よく出来た製品が衣食住をはじめとする様々な場面で生活を助けてくれる世の中。

 それらを利用して暮らす我々「消費者」はそんな利便性に下支えされて簡単に目的に到達することが出来てしまう。まるで自分の能力が高まったかのような錯覚を覚えてしまう。

 原材料素材までさかのぼると食品から工業製品まで結局はどんなものでも水と土と空気と太陽みたいな話になり極端すぎて何のことやらわからなくなってしまうけど、この記事では人間の労力と創意工夫がそこから例えばこのめんつゆに至るまでにどれだけ費やされているのかを辿れるかどうかそしてそれを自分で出来るのかどうかということを暗に問いたいんだろうと思う。


 結果とか勝利をつかむために色々な知識や技術、製品、のお世話になる消費者人生。顔面さえも誰かに見栄えよくこさえてもらったりするまでに発達した対応する側の努力。それを下で支えて動機付けをするものは何なのだろう。

 この記事でいうところの、手抜き、とはいったいどこからどこまでのことを指しているのか。台所でしょうゆと酒とみりんと出汁をかき混ぜる、あたりのことだと思うけど、めんつゆはそれを誰かが絶妙の塩梅でやってくれて小瓶に詰めてくれたもの。消費者人生を送る我々はこうして手抜きしている分空洞化を抱える宿命に立たされる。ふと振り返ると我々の暮らしなんてすでにからっぽで全部誰かにやってもらって自分はせっせと誰かのことをやってあげて朝から晩が繰り返し過ぎて行く。自分のことを自分でやる時間も労力も知識も技術も投げ打って、めんつゆ屋さんは今日もひたすら誰かのためにめんつゆを作っちゃ売りするのだ。


 どんなに手抜きをしても自分が空っぽになって行っても尚忙しい毎日を送り次から次へと目標を掲げて一体どこへ行こうっていうのか。消費者はつまり私は一体何を消費しているのか。不思議な世の中だと思いつつ、実際そばにも豆腐にも炒め物にも煮物にもめんつゆを利用する。手軽で充分においしいので。

 
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