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2019年07月17日11:37

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生真面目で繊細な日本人

■韓国、中国から調達か=日本が輸出規制のフッ化水素
(時事通信社 - 07月17日 01:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5708866


 自分も日本人なので今回の日韓の経緯を見ていると日本側の立場はきちんと理解できる。

 日本人は真面目で繊細なので例えばこのフッ化水素の部品ように日本人にしか出来ないというようなものを作って希少価値までくっつけて売るようなことも出来てしまう。世界を見渡してみても国民の多くがこのような繊細な感性を真面目に受け継いで歴史を刻んできた国というのは案外珍しいのかもしれない。

 安倍総理大臣が外交の舞台でのインタビューの中でどんな話だったのかは忘れてしまったけれども、「、・・・外交というものは論破できたからと言って状況が進展するというものではない、・・・。」ということを話していたことがあった。難しい交渉は色々あると思うけど国と国との外交はその最たるものに当たるのかもしれない。

 外交における日本を見ていると、日本の主張というのは時々周りの国にきちんと伝わって理解されているんだろうかと感じることがある。いくら日本的に主張が真っ当で筋が通っていることでも細かすぎて解り難いモノマネみたいになってしまっていてきちんと伝わっていないこともあるように感じてしまう。また、外交のほとんどの場面では生真面目な説明や関係に収まらない不確定な隙間に交渉が流れ込んでいく。


 WTOで世界基準に上がってくると細かすぎるモノマネは完全にすべるという可能性もある。事の顛末の微細な事実関係の説明に他国の第三者の人間がどれだけの理解を示すのかという部分での懸念はぬぐえない。商人は商人で喧嘩している間に漁夫の利を得ようとする者もあらわれるだろうし、日本人が想い描くような展開にことが進むのかどうか、心配な部分の方が大きい気もしてしまう。

 日本人の生真面目さと繊細さは世界的に見ても貴重なものなんだとなればこれはある意味では幸せなことだと言っていいのかもしれないけど裏返しにすると理解されにくいということにもなりかねない。日本人が普通にこだわりを持つ部分が世界的な場面では同じように理解される可能性が低いということにもなりかねない。
 
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