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2019年05月25日18:18

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思考とエネルギー

温暖化対策求め世界一斉デモ
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5633970


 神奈川に住んでいる。知り合いに会うのに、「じゃあ、明日京都で。」 当たり前に約束をして会いに行く。情報を得るためにパソコンを使い、夜になれば電灯を灯し、料理をするのにガスを使い、買い物に行くのに自家用車に乗っていく。

 東日本大震災の時、東京湾岸の石油コンビナートが故障してガソリン軽油などの燃料の供給が一か月弱滞ったことがあった。あの時、運送が止まり、物流が止まり、スーパーの品物も薄くなった。石油コンビナートとはまた別で電力の方にも故障が出たので長いところでは一週間ぐらい電気が止まったところもあった。真っ暗な夜や信号機のつかない道路を経験した。街の暮らしが燃料頼りだということに改めて気が付いたし、自分の思考や常識や普段の会話、夢や目標など、つまり人生そのものが燃料を前提にして稼働していることにも気が付いた。気が付いたところで街はいずれ元に戻り、自分の人生も元に戻り、事なきを得て今に至る。もう一か月あの状態が続いていたら、この街の危機ももう少し具体的に見えたのかもしれなかった。


 神奈川なんていいほうで東北もさんざんにぶっ壊れたがやはり現代人はこの文明へ復興することに夢をつないだ。


 あの経験を逆手に取るなら、我々の社会は燃料無しになると、そこでは会話も暮らしも人生も夢も希望も目標も滞ってしまう。一人一人がもう無意識に当たり前に燃料をあてにして暮らし、そんな一人一人が燃料に支えられた会話を交わし、暮らしもお仕事も共有して経済を回す、そんな社会が横に横につながって都市になり、その都市は巨大な燃料を燃やし続ける小さな火山のようになって世界中に点在している。競争がその炎を煽る。地球はゆっくりゆっくり温まっていく。産業革命から200年300年。私の思考と行動が燃料を燃やしているのだ。


 温暖化対策求め世界一斉デモ


 叫べばいいってもんじゃない。デモンストレーションが何につながるのか、大騒ぎしても警告を発してもおうちに帰ってまた今日と同じように暮らすんだから変わる先の生活や思考はデモからは見えては来ない。明日を返せという叫びは誰に向けての叫びなのか。

 燃焼を伴わない思考がたどり着く生活様式、暮らしの雰囲気、会話、流行、技術、職業、夢や希望、。都市というのは一人の寄せ集めなのだから、一人が変われば結果都市は変わる。簡単に言ってみる。


 縄文から江戸までの日本の暮らしには結構その手がかりになる文化が眠っていたようにも思う。自分も温暖化を何とかしようという気持ちはあるので、縄文人になろうと思う。なんちゃって。

 東京縄文人。

 大騒ぎするよりも飛躍が必要ではないのか。縄文っぽく考える、感じる、ひっそりと人知れず縄文人になるのだ。文明を傍らに置いて。裸で外に暮らす。

 思考が何と結び付いたら温暖化が止まるのか。まずは一人で考えてみたい。


 
 
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