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2020年01月19日13:34

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麒麟が来る

 NHKの大河ドラマはもう二十年ほど視ていないが、今日から始まる「麒麟が来る」は見てみようと思っている。なぜか、昔から明智光秀がわりと好きなのだ。戦国大名の人物像なんて本当のところは分かるはずはないのだが、織田信長のような人物は絶対友達にはなりたくないし、秀吉も家康もしたたかそうで好感は持てない。光秀は戦国大名の中では珍しく知性的なイメージもあるし、家来や領民を大切にしたと言われているし、比較的温厚な感じがする。

 光秀は主君殺しということで、一般にはネガティブなイメージが浸透しているが、信長の非情な仕打ちを考えれば、謀反をするのが当然のようにも思える。すでに光秀が統治していた丹波と近江をとり上げて、まだ敵が統治している出雲・石見を与えるなどという、理不尽な国替えを命じる、という事は信長が既に光秀を見限っているという事だろう。唯々諾々と従うと考える方がおかしいと思う。そういう事情を勘案すれば、本能寺の変で彼が乾坤一擲の勝負に出た彼の心情にも十分共感できる。

 最近は明智光秀を肯定的に評価する風潮も出てきたことだし、ドラマを見た人が彼に感情移入すれば、今後日本人の彼に対する評価も随分変わっていくような気がする。
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