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2020年07月25日23:15

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透明人間

 TOHOシネマズ流山おおたかの森でリー・ワネル監督「透明人間」を観る。ダークユニバースは1作目の「マミー 呪われた砂漠の王女」の不出来でとん挫したのか。オリジナルのジェームズ・ホエール監督33年作品「透明人間」とは、透明人間の名前が「グリフィン」であることのみ共通。これはシリーズとは別作品のようだ。
 ファーストシーンは異様に支配欲の強い科学者の夫から、妻が逃げ出す。この豪邸が断崖の上に建っているのが古典的だが、中身は監視カメラや警報が張り巡らされている。ここを一つずつ突破して脱出するまでのファーストシーンからテンションが高い。
 ワネル監督は「ソウ」シリーズの脚本として記憶するが、殺人者の造形が面白かった。ここでもこれまでの透明人間物とは違った要素を入れている。まず透明人間になる方法が薬ではない。覗きなどエロがない。ストーカーと化した夫から逃れる妻を描くことがメインになっている。
 妻を映していたカメラがパンして何もない部屋をしばらく見せる怖さ。一瞬見える白い息。白いペンキをかけられて姿を見せる男など、妻が脅かされる場面にワネル監督のホラー演出が生きる。 
 透明人間は妻に直接危害を加えず、精神的に追い詰める。この理由は後でわかる。レストランでの殺人と、罪をかぶせられた妻が病院送りになる。ここで万年筆を手に入れて反撃開始。ここからの透明人間の攻撃が雑になると思ったが、これも理由がわかる。他にも伏線をしっかり回収している。
 ただツッコミどころも目立つ。妻と保護している刑事一家の関係は。「ゼウス」は無人の豪邸で放っておかれたのか。妻を家まで車に乗せた男は何者か。そして劇中の台詞にもあるが、天才である夫はなぜ妻にあれほど固執するのか。
 しかしラストは意外であり、妻の表情をどう解釈すべきなのか。新たな透明人間映画として楽しめた。ライアン・ゴスリング主演の「狼男」も制作されるようだし、ダークユニバースは復活するのか。
 
 
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