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2020年07月15日21:27

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親子そば

 木馬亭で今月から再開の浅草21世紀「親子そば」を観劇。座席は一席置きだが、それでも年齢層が高い劇団のせいか、ちょっと寂しい入り。しかし3か月ぶりの生で観る芝居はやはり楽しい。
 「舞舞夢」の舞踏から始まるが、いつもの演歌ではなく、「銀座カンカン娘」に乗って踊る。お客さんが少ないことへの自虐ネタに加え、大上こうじ座長の体を張ったギャグ。
 コロナ禍で昭和歌謡や坊主漫談も劇団員のみで、客演なし。いつも舞台に上がらないケンコウ奉仕さんも、お客さんとのソーシャルディスタンスのため舞台上で漫談。
 フリーパーのコントは、以前にもあった社員と掃除のおばさん物。なぜか政府と都のコロナ対策批判になるのがおかしい。
 今回は換気のため2度休憩が入る。3幕は「親子そば」。評判はいいのだが、後継者がいない老夫婦の蕎麦屋。夫婦が体を痛め、その留守に盗みに入る失業中の夫婦。そこに客が来てしまい、とっさに主人の娘夫婦と名乗ってしまう。
 客が次々来るので夫婦は接客してしまう。このあたりの見せ方は楽しい。そこへ老夫婦が帰ってきてしまう。
 元ネタは落語らしいのだが、芝居は堂々たる人情話。今回ベタな話となったのは、今のご時世のためか。最初の「銀座カンカン娘」からテンションが高く、昭和歌謡もアップテンポ。お客さんに嫌な現実を忘れてもらおうとする意図が見え、この姿勢はいい。次回もどうなるかわからないが、また来月。
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