mixiユーザー(id:6400308)

2020年07月08日22:20

36 view

今週のオークラ

 上野オークラで03年の「熟女レズ 女と女が絡む時」。公開題は「政界レズビアン 女戒」。この年のピンク大賞の新作紹介コーナーでこの題名が出たとき、客席から笑いが起きた。しかし愛染恭子監督、主演作に興味が持てず、結局見逃した。
 AV廃止法案を公約とする女性議員は、女性の人権を守る会を結成し、レイプ物を作るAV製作会社の男をつるし上げる。女性議員を疎ましく思う幹事長は、秘書とセックス。その秘書はかつて女性議員と同性愛関係にあった。AV製作会社の男が街でスカウトした少女は、女性議員と同じ首飾りをしていた。これで展開が読める。少女は女性議員の生き別れの娘で、レイプされたことで生まれた娘。同性愛者なので母親になるのはこの時しかないと思い、産んで孤児院に預けたと分かる。
 愛染監督のネームバリューゆえか、出演者が多い大作。しかし登場人物の描き方が物足りない。自演の主人公も、レイプされたからAV廃止は短絡。「裏でより過激なAVが出回る」との秘書の言い分の方が正論だ。娘が孤児院を出た後は放っておいたのか。女性の人権を守る会もあっさり男とセックスし、カラミ要員の域を出ない。幹事長と大物政治家もただの悪役。
 母親と娘が自分の心情を語る場面をカットバックさせたり、最後の親子対面が湿っぽくならなかったのはいいが、やはり題名を越えていない。
 「オトナのしおり とじて、ひらいて」は、加藤義一監督の新作。ヒロインは小さな不動産会社で働きながら、小説を書いている。文芸サークルの発表会のため、未知のジャンルであるBLに挑戦している。
 ヒロインには唯一の読者であるオタク青年の友人がいる。鍵を渡されているらしく、家で料理を作ったりするが、セックスの匂いはしない。しかし青年はヒロインが好きなようだ。
 新たに会社に入ってきた同僚は、「予約完了」が口癖のチャラ男。しつこくヒロインを誘う。相談された青年は、一度だけ会うようアドバイスする。しかし最初のデートであっさり関係を持ってしまう。
 自分の好きな女性にデートさせる青年、過去の失恋があるのに、チャラ男とすぐ関係するヒロイン。さらに同僚はデートに不思議ちゃんな女性を連れてくる。どうやら本当に好きなのはこの女性の方で、ヒロインはダシに使われたらしい。あまりにひどすぎる。
 この若い3人の描き方はどうも乗れない。しかし不動産会社の社長と元妻のエピソードは面白い。社長と元妻はともに元教師で、社長が不動産会社を継ぐことで別れてしまった過去も興味深い。
 加藤監督としては、物足りないところがある。しかし3組の男女が新たな段階に入る幕切れはよし。前作の不振をやや取り戻したか。
 
 
3 4

コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月09日 10:18
    どうもご鑑賞ありがとうございます。で、1点気になったことがありコメントします。「不思議ちゃん役の女優は、元の女優さんが降りたので急きょキャスティングされた」という部分ですが、これはどなたから聞かれましたか?私がヨッサリアンさんに話しましたでしょうか?それなら謝りますが、こういう内部事情は表に出してほしくありませんので、該当部分は削除お願いできませんか?映画の感想は別にどう書かれてもいいですが、関係者でもない方が裏話を表に出すのはいかがなものでしょうか?監督等に許可をもらったとか、関係者がオープンなところで発言しているのならわかりますが…そういったことはないはずです。ヨッサリアンさんを信頼した上でのコメントです。よろしくお願いします。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月09日 10:27
    あと、これは今回の作品に限らず、他の作品についてもですが、撮影の裏事情を関係者が公的なところで発言(舞台挨拶やインタヴューなど)しているのを書かれるのは問題ないと思いますが、そうでない所で聞いたのは避けたほうがよいと思います。失礼ですが、それにより逆に制作側へ迷惑がかかることがありますので、その点は注意されたほうがいいと思います。ピンク映画に限らず映画を愛されているヨッサリアンさんならご理解いただけると思います。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月09日 21:11
     キネマ怪人カマニアさん、ある方から聞いたことを書いてしまいました。軽率な行為でした。申し訳ありません。その個所は削除しました。次回作楽しみにしています。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年07月10日 10:26
    どうもありがとうございます。

mixiユーザー

ログインしてコメントを投稿する