プレミア２１

　東京ドームで開催中のプレミア２１。世界大会では、未知の選手を見るのが楽しみだ。だから知っている選手ばかりの日本チームは観ない。メキシコ代表とオーストラリア代表の試合を観戦。
　オーストラリア先発のジョシュア・ガイヤーは、初回初球をメキシコのジョナサン・ジョーンズにバックスクリーン左に叩き込まれる。これで調子が狂ったか、四球２個でピンチ。しかしここは切り抜け、２回の無死２塁も抑える。
　ここで投手交代。それでも４回、メキシコはマシュー・クラークのホームランで加点。その後ヒットが出るが、次打者は内野ゴロ。ここで遊撃手の送球が遅れ、併殺を取れなかったのが痛かった。次打者のジョーンズが２塁打し３点目。
　メキシコ先発はエドゥアルド・ヴェラ。１４０キロ台の直球主体だが、走者を出すと変化球で詰まらせる。６回からは継投に入り、４投手でオーストラリアを完封しメキシコ勝利。
　メキシコは１番中堅手のジョーンズが活躍。２打点に８回には俊足を飛ばして左中間のフライをスーパーキャッチ。そのジョーンズの盗塁を刺したオーストラリアのロバート・パーキンス捕手もさすが。クラークの惚れ惚れする軌道のホームランも見事。オーストラリアは２回のチャンスで、メキシコ野手陣の連係プレーで走者が本塁で刺されたのが響いた。ここで１点返していれば、まだまだ分からなかった。
　この大会でどこが優勝するかは興味がないが、全勝のメキシコに優勝の可能性が出てきた。少なくともメキシコ人に無礼な言動を連発する大統領を頂くアメリカは越えてほしい。