本 ( 07 / 41 )
「ペスト」 カミュ ・・・ △
現代と重なる部分も多く、そしてこの病魔は繰り返されると云うことも、当時とかわらない。
どういう言動が正解かは誰にも分からないけれど、100年後に何が正しかったと言えるのか?を考えながら我々は生きていくべきなんだろうなと思う。
「死神の精度」 伊坂幸太郎 ・・・ ◎
千葉の職業は死神。
対象となる人物と接触して、死ぬのか?見送るのか?の判定を下すのが、その職務の内容。
6つの短編からなり、ラストには過去に見送りにした声の美しい女が出てきたりして、ちょっと感動する。
「一九八四年」 ジョージ・オーウェル ・・・ ×
階級社会は、貧困と無知を基盤にしない限り、成立しないのだ(P.293)。
人は権力を得たとき、何をするのか?
あなたが絶対的な権力を得たとしたら、何をしたいですか?
はたしてそれが叶うことは、本当に幸せですか?
「幸せになる百通りの方法」 荻原浩 ・・・ ○
幾つかの短編からなり、原発問題により節電中の世の中と、戦後の暮らしの回想からなる話しからスタートする。
不便だった世の中と現代の比較から幸せとは何か?を辿る展開かな?と思ったらそうではなく、ラストに幸せになる百通りの方法と言う短編がありました。
全体的に後から思い出しても印象の薄い内容もあるけど、ホッコリする話しもあり気分転換にいい本でした。
「持たざる者」 金原ひとみ ・・・ ○
フクシマ原発事故以降の生活の変化を描く作品。
慣れない土地での育児、慣れない土地での出産、慣れない土地での孤立、慣れない土地での生存競争。
世の中は、これからコロナ後の世界へとかわり、誰もが住み慣れた環境ではなくなり、この本に書かれているような我慢を強いられるんだろうな。
「大きな鳥にさらわれないよう」 川上弘美 ・・・ ◎
ある意味、ディストピア小説にジャンル分けされるのだろうか?
緩やかに、そして確実に終末に向かうわたしたち。
その後の世界で微かな希望にかけた人たちの向かう先を描く。
「背高泡立草」 古川真人 ・・・ ○
毎年、母の日に本を贈っているんですが、九州に住む母に今年はこの本と小野正嗣の新刊を送りました。
どちらも九州出身の作家さんで、バリバリの方言が心地よい。
以前、森敦の「月山・鳥海山」を読んで、東北の方言で挫折したので、九州の方言がなんちゃら分からんと言う人は読むのが疲れるかも?と思う。
島の家へと草刈りへと行く現代の家族の話しと、過去のできごとが交互に繰り広げられる。
いずれも土地と、そこへと結ぶ舟がでてくる。
舟が手段なら、土地は目的なのだろう。
だから、草は刈らねばならない。
記号の意味(作者への期待感):
◎ 毎月でも読みたい
○ 是非、また読みたい
△ また読んでもいい
× たぶん、次回はない
HIKE
BIKE
LIFE
05.02(sat) CB400SS メンテナンス
バイクのスタンドが折れて(キックスタートだから、スタンドにも付加がかかる)交換。
実は、先月の中旬に注文したんだけど、在庫がなく今月の納期となったんです。
これも、古いオートバイの宿命か?
05.03(sun) 無名峰藪漕ぎ(下見)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2327310.html
今回は、無名峰への取り付きの下見のみ。
三密どころか誰にも遭遇しませんでした。
いつか車が2台あれば、黒瀧山から秋葉山のルートを繋ぎたい。
05.05(tue) 鬼石寒桜山
幕営装備一式を背負って、歩荷トレで近場の公園へ。
上部は閉鎖されてるんで、麓から駐車場まで。
町中でもマスクもしてない人が殆どで、連日報道で観る世界との距離感を感じる。
まだ桜も咲いてたし。
そして、とうとう50歳になりました。
05.16(sat) ボッチカラオケ
大人になってからの喘息持ちで、肺の病気で頻繁に入院とかしてる(2月の検診では、まだ肺のしたの方に空洞と異音が確認された)身体なので、登山自粛とか言ってられないのだが、今回はカラオケで我慢。
やはり、体調がイマイチなので点数が芳しくない。
05.23(sat) 奥四万湖散策
四万(よんまん)の病を癒す霊泉も、さすがにコロナまで治すとはいいませんが、
すさんだ心くらいは癒してくれるかも知れません。
05.30(sat) 赤城山塊 船ヶ鼻(楢水から牛石の周回)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2369017.html
5月30日から群馬県内全域を「警戒度2」とし、経済活動の制限を一段階緩和したので、新潟へとヒメサユリを見に行きたいところですが、ここは我慢。
だって、緩和したからっていきなり来られる方としては、警戒するのが普通でしょうし。
と、言うことで赤城山塊なのに最新の山と高原地図にもルート記載のない船ヶ鼻へ行ってきました。
振り返る
・ これからの山との向きあい方
日本の国土は、約7割が山(森林)なんだから、街中の三密を回避しに山に行くのはいいと思ってます。
ただ、まだ感染者が0になってから2週間経過していない都道府県の人や、移動に公共交通機関を使ったり、万が一の遭難可能性もある山行(先日の阿弥陀岳遭難とか)とかは論外ですが。
(走行距離)
スイフト メーター29020km(850km 累計6720km)
CB400SS メーター37495.5km(281.8km 累計1159.9km)
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