物は みんなが競って買い漁ると いくらあっても足りませんが
逆に みんなが少しづつ譲り合うと たちまち溢れかえります
…
非常に逆説的な話なのですが
この事を最もよく体現した「歴史」は
実は東日本大震災後の首都圏の人たちです
東日本大震災後の一時期
首都圏の購買量は 平時の40倍に達しました
3500万人×40倍=14億人の購買量です
今の地球上に 14億人の人達に 首都圏の生活を提供できるリソースなどないのです…
■「分け合う気持ちで買物を」「買い占め行為がなくても品薄に」 スーパーマーケット協会、冷静な買い物を呼びかけ
(BIGLOBEニュース - 04月07日 10:56)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=258&from=diary&id=6037447
確かにそうでした。カップ麺も「おひとりさま2個まで」とあるのにレジかご一杯に入れてきてレジで揉めてるバカとか、ボトルウォーターも「ペットに飲ませたいから」とか「子供に送る」を名目に硬水を買うアホとか続出してました。
自分も翌日のバイトの昼飯を買いに入ったコンビニで菓子パンを吟味してたらレジかご一杯にレトルト食品を入れてたババアに横から奪われた記憶が…(今でも思い出すと腹立つ!)
あの時の東北の避難所での
あれから10年近く経つというのに、人の心は成熟しないもんですね。
当時僕は奈良県に住んでいましたが
京都 奈良 大阪 どこに行っても
首都圏ナンバーの車で溢れかえっていて
「私たちも被災者だ」
「おまえら土人が東京人に逆らう権利などない」
と 多くの方々が声を張り上げていたのを覚えています…
他の日記や呟きでは 中国人のせいにされたりしていますが
少なくとも僕は あの時期の首都圏ナンバーの車の多さと
彼らが発していた言葉を忘れはしません…
ホント、「これだから東京人は…」言われても仕方ないよねと関東人(埼玉ですが)の端くれとして思います。
関西圏も今回は大変なようですね…
別にMikatanさんが謝ることじゃないですよ(^^)
僕自身は 今はカナダのケベック州モントリオール在住でして
街は 役所などの公的機関と生活必需品の販売店以外全部閉鎖されていまして
僕自身も今在宅勤務です(ーー;)
これが
煮詰まる…と言うか プライベートに仕事が入り込んでくる感じで
逃げ場がないので
日本語を忘れないための目的と一緒に ここに来て
あれこれと無駄話をしているだけです(ーー;)
モノはなかったですねぇ。
食器洗い洗い洗剤ですから足りなくて。
一番最後まで買えなかったのは米かな?
肉が買えるようになったけど米がなくて、
小麦粉練って餃子とか、生まれてはじめてつくりました。
そもそも水が、水道でなかったですからね。
ずっと前のことですが、あのつらさは昨日のように思い出せます。
だから買いだめもできないんですよ。
自分が買い占めたら誰かが飢え死にするかもしれない、って本気で思いました。
ガソリンも5リッターいれてもらったとき本当にうれしかったです。
お辛い思いをなされたのですね…
阪神淡路大震災の折にも
実際の避難所では みんなそのようにして
お互いに助け合っていましたし
避難所のトイレが一人では使えない高齢者の方のサポートだったり
避難所から外出しないといけない人の子供の子守をみんなで行ったりなどの
「血の通っている人間同士の助け合い」
が 随所で見られました…
東日本大震災は 当時僕が住んでいた奈良からはあまりにも遠かったので
すぐにボランティアに馳せ参じることはできませんでしたが
あの年の夏に福島まで行って
泥かきなどのボランティアに4日ほど行ったことがあります…
それ以来 熊本地震の折と大阪地震の折に 僕はボランティアに馳せ参じました…
本当につらい目に遭うと人間はやさしくなれます。
逆に中途半端に被災すると自分の立場ばかり主張するように(首都圏からの買占めの方々のように)なるのかも。
今はやっているコロナも、実際に身近に患者が出るまで、もしくは自分が感染して苦しい思いをするまでは
他人事で、手洗いもいい加減ならクラブに飲みにもいくし、っていうことかもしれません。
他人の経験やこれまでの歴史からも学べるのが人間の有利なことの1つなのですが、
学ぶ気がないのでは仕方ありませんね。
自分が経験するまでわからないなら、気が付いたときは死ぬときだった、ってことになりかねないのに。
思いっきりお時間がある時に 眠り薬だと思って
僕の過去日記をお読みになってみてください…
基本的に 僕は「正確な情報」を出すことを
ここでは意識していますが
世の中の大多数の人が求めているのは
「正しい情報」ではなく
「自分にとって都合の良い情報」なのだ
と言う事を 毎日思い知らされています…
” The foolish ostrich buries his head in the sand and thinks he is not seen.”
(頭隠して尻隠さず)
で ひたすら騒ぎ立てて
それでコロナウイルスが終息するのであれば
僕だって大声で騒ぎます…
でも 非常に多くの人は
そこに関して 思考停止してしまっているように見えてなりません…
日記はそのうち読ませていただきたいと思っています。
ただ、「自分に都合いい情報しか求めない」のは患者さんを見ていればわかります。
妊娠しても周囲の人に話を聞くとかせいぜいネットのママたちの経験談を聞くのみ。
一生に1,2人しか生まない時代に他人の経験を聞いても何もならないし、
本当に悲惨な体験をした人はネットに書かない他人にも言わないのですが、
自分は大丈夫、と知りたいから大丈夫だった人の情報のみ求めて
妊娠してから生むまでに30キロ太ったりしてしまう。
バカなの?と思いますが、人間が身体も弱いけど心も弱い生き物で
真実に向き合う勇気がないんだろうと最近では思っています。
閉経後5年たっているのに半年前から出血があっても受診しないで、
がんをひどく進行させてしまった患者さんを3月中に3人もみてしまうと、特にそう思います。
今プロフを拝見させていただきましたが
現役の産婦人科医の方なのですね
閉経後の性器出血は子宮体癌のとても大きな自覚症状のはずですが
「怖い」
気持ちもあるんじゃないかなと思います…
僕自身はバイオ系の研究者で
そのご縁で 多くの方から 意見を聞かれることも多く
その都度「正確な情報」を出す事を心がけていますが
僕が言っている事と真逆のことを
「テツがこう言ってた」
とされる事例が 最近あまりにも多過ぎて
精神的に疲れている部分もあります…
貴重なお話を 本当にありがとうございます
お互い
「今 自分ができること」
を 積み重ねましょう!!