つかみから入ります
例えば 日本でもアメリカでも韓国でも中国でも
このコロナウイルスによる死者よりも
この冬のインフルエンザによる死者の方が桁違いに多いです
でも これを読んでくださっておられる皆さんに
「インフルエンザは怖い」
とお思いになられる方は あまり多くないはずです
まずはここから入ります
多くの人にとってインフルエンザがそこまで怖くない理由は
大概の医療機関に 5分で検査できる簡易検査キットが常備されていて
また インフルエンザに罹患しても タミフルのような薬が普通に手に入るからで
このコロナウイルスが怖いのは
簡易検査キットも特効薬もないからです
その1:
簡易検査キットがまだない
↓
PCR法と言う 大学病院クラスでないとできない検査方法に頼るしかない
↓
でも
1:
昔から「風邪をこじらせて死んだ」と言う言葉もあるくらいです
このコロナウイルスと言うのは 人間の体のありとあらゆるところにある
「シアル酸レセプター」
と言う代物にくっつくのですが
このレセプターにも各種ありまして(ーー;) な部分があります
「なんでやねん!!」と言いますと
例えば鶏インフルエンザは 必ず重篤な肺炎を起こすものなのですが
これは鶏インフルエンザウイルスが 喉にあるレセプターには見向きもしないで
まっすぐ肺にはドカスカある別の種類のレセプターに取り付くからです
このコロナウイルスも どうやら同じような性質を持っているようで
そもそも喉を綿棒で拭っても ウイルスが最低必要量すら集められないみたいなんですよね
2:
ゼニカネの話になってしまうのですが このPCR法って
もしインフルエンザで同じことをしようと思ったら
年間軽く1兆円必要です
3:
仮にこのコロナウイルスにPCR法の機材を使うとすると
扱っているものそのものが感染症の病原体ですので
人間が扱うと 当然危険です
↓
普通この検査は ロボットが担当しているのですが
その絶対数が少ないわけです
4:
1とも関連があるのですが そもそも喉からウイルスが出てこなかったら感染していないのか?
と聞かれると そうは行かない事例があまりにも多いわけです
ここいらの事情があるので 簡単に検査もできないし
簡易検査キットも開発が難しいわけです
その2:
そもそもウイルスってなんやねん?
から入ります
例えば 微生物(善玉菌も悪玉菌も)から人間の細胞に至るまで
分裂で増えることができますよね?
これは細胞1つ1つの中に 必要な全ての遺伝情報が入っているからで
仮にここでは Blu-ray内蔵テレビだと考えておいてください
これに対してウイルスは Blu-rayのお皿1枚みたいなもので
自分で自分のコピーを作る能力はありません
このため 人間様の細胞に噛み付いて そこを足がかりにして細胞内に侵入してきて
細胞の自己複製能力を横取りして自分のコピーを増やします
となると 考えられる退治の方法は
1:
ウイルスそのものを破壊する
2:
ウイルスに侵入された細胞ごと破壊する
3:
ウイルスが細胞の自己複製機能を使えないようにする
の3つなのですが これまたえらいこと問題です
1:
このコロナウイルスのエンベロープ(外側)は脂質でできているのですが
脂肪をガチで破壊するとなると
人間の神経系も脂質でできていますので 神経系に致命的なダメージを及ぼしかねません
コロナウイルスと言うのは 元々冬の風邪の35%程度ですが
風邪の特効薬が作れない理由もこれです
2:
肺の細胞に侵入しているウイルスを細胞ごと駆逐しようものなら
良くて肺気腫(50年間タバコ毎日100本レベル)
下手するとそれが命取りになりかねません
3:
今 日本政府が使おうとしているアビガンが このタイプなのですが
普通に考えて 正常な細胞の代謝などにも致命的な悪影響が出ますよね?
事実 妊婦さんには使ってはいけない薬です
ここいらの事情があるので
かなり頭が痛い相手なわけです
最も考えやすい治療法としては
このコロナウイルス感染症から回復なさった多くの方から少しづつ血液をもらって
共通している先端構造を持っている免疫グロブリン(抗体)を探し出して
その正確な分子構造を特定して
分子標的薬の開発と同じ手法で工業的にこの抗体を作って
それを静脈から投与する方法が考えられますが
そんなに簡単に実現できるものではありません…
WHOの初期判断については
モノそのものがコロナウイルスである以上 SARSなどと同じ対応で大丈夫だろうと考えていたと思うのですが
その時代と比べると 中国経済が世界に占める割合が桁違いに大きくなったことを考慮していなかったと言う謗りは免れないと思います
■新型肺炎の拡大リスク「非常に高い」に引き上げ WHO
(朝日新聞デジタル - 02月29日 01:18)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5990984
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