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2020年02月27日16:57

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商船の砲架

最初は 全く関係なさそうな いかにもミリオタチックな話から入ります

第二次世界大戦後から1970年代末くらいまで
アメリカ イギリス フランス などの国では
商船(フェリーからタンカーから客船まで)一切に
排水量に応じて 砲架(大砲を載せる台座)をいくつか甲板上に設置することが義務付けられていました

「なんでやねん?」と言いますと
対潜水艦対策でした

魚雷と言うのは 今でも豪邸1軒よりも高いくらいの兵器で
また潜水艦に搭載できる数も 20発強でした

このため 潜水艦としても 相手が単隻航海の商船であれば
できれば魚雷を使いたくなかったわけです

皆さんの中に 第二次大戦中の潜水艦の写真などを見たことがある方であれば
潜水艦に大砲が搭載されているのを見かけられた方も多いと思います

でも 潜水艦が浮上してきて砲撃戦となれば
商船に大砲を積んでいたら それなりに勝ち目がありました

「なんでやねん?」と言いますと
潜水艦は 予備浮力が大体排水量の1割程度ですので
数発命中したらもう潜水艦の方が返り討ちになるからでした

この義務づけは 潜水艦に大砲が積まれなくなるまで行われていました


「有事に備える」
と言うのは 派手な兵器を並べることではなく
「有事になったら 何が問題点になるだろうか?」
を 常に考えておいて 常にその対策を講じておくことです

(本題)

ひろゆきの言っていることは 確かに単なる綺麗事です

…しかし

「なんで綺麗事やねん?」

を考えてみると
日本のお上であり社会が くだらん神学論争と足の引っ張り合いに終始していて
今のような 明らかな緊急事態を 普段は何一つ考えておかないで
その緊急事態に備えた対策を 常に考えてこなかった



事が原因だと断じざるを得ません…

この緊急事態を奇禍として
日本社会が「本当の意味での 国民主権の市民社会」
に移行してくれることを 願って止みません…











ひろゆき氏「満員電車規制しないのは事なかれ主義」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=5988340
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