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2019年12月08日10:05

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札響定期演奏会 マーラーの交響曲第10番(クック版第3稿)

12月6日(金)、札響定期演奏会、広上淳一指揮で、マーラーの交響曲第10番(クック版第3稿)だけというプログラム。

ピアノ曲や、標題音楽から入っている私は、まだマーラーは全部は聴いていない。一番から五番までは聴いた。好きですけど、長いのと、マーラーを聴く気分にいつでもはならないので、難しい。札響定期会員になってからは、マーラー、ブルックナー、ショスタコーヴィチなどは生で初めて聴くのも多い。(かなりクラシックを聴いているはずの私でもまだまだです)

今回は、全く初めても勿体ない気がしたので、CDを買ってちょっと聴いた。モリス指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、1973年録音だ。

夫も聴きたいといい、ファン感謝券を入手できたので、S席のRBブロック席。
私の定期会員席は後ろから2番目の真っ正面だが、RB席は空いていたのでそこに座らせてもらう。
金曜定期演奏会は、残念な客入りのことが多いが、今回も。7割弱か。

指揮者も奏者も良く見えて良かった。CDで聴いた感じは、詳細に曲を覚えていなくても大丈夫そうだった
第5楽章を繰り返し聴いたので、乾いた太鼓の音から入ることを認識できていたのは良かった。

編成の特筆するところは、ファゴット4のうえコントラファゴットが2。フルートが4、他もクラリネットもオーボエも4で団員で足りない。打楽器にミリタリードラムが入っていたが、今打楽器奏者は四人いるので、そこは団員で足りていた。

マーラーの曲はティンパニ2とか、打楽器に特徴が結構ある。しかし、第2ティンパニ奏者は待機時間が長くて気になってしまった。銅鑼は叩きに移動していました。主席入川さんは大活躍なのに。女性の細江さんが、トライアングル、グロッケンシュピール、むちなどを担当、大垣内さんが、シンバル、そしてミリタリードラムを担当していました。

打楽器見ているのも楽しかったですが、トランペットが一斉にベルをあげたり、そしてなんといっても広上さんの指揮が面白い。うなり声がかなり聞こえました。いつもの席じゃ聞こえなかったかも。

それにしても、難解とも言えるが、魂を揺さぶる熱演、揺さぶるどころではない、抉られるような。クラスター(大不協和音)の大音量からのトランペットの長音。チューバの大低音。それぞれの楽器が活躍というか重要な場面で当てられていて、マーラーもすごいがクックもすごい。
これで札響はマーラーの一番から10番まですべて演奏したことに。

そして、バストロンボーンの野口さんと、フルートの野津さんが今月末で退団で、花束セレモニーがありました。
野口さんはそろそろ、とわかっていました。(教え子のおじいちゃん)
フルートは、団員募集していたので、誰?て思っていました。高橋清純さんいなくなっては困るし、川口さんが副主席になったので、そうかな、と思っていました。新日本フィルの主席になるらしい。

先月の川瀬賢太郎指揮のストコフスキー版展覧会の絵も夫と行き、堪能しました。
いつもそうじゃなくてもよいけど、フルオケならではの大音量の迫力に圧倒というかぐーっと心に入ってきました。

次回、1月の定期演奏会は、バーメルト指揮の、シューベルト(ウェーベルン編)ドイツ舞曲、モーツァルト交響曲第39番、ベートーヴェン交響曲第7番という、古典の王道プログラム。これに似たプログラムで東京公演があります。

先月は、21年コンサートマスターを務めた大平まゆみさんが病気のため退団するという、ショックなことがあり、札響の団員の方々の動揺も大変なものだったと思います。
現在、コンサートマスターが一人になってしまい、田島さんが一番大変だと思いますが、先月、今月の素晴らしい定期演奏会、本当に良かった。これからも札響を応援します!

そして来週はhitaruで第九ですexclamation ×2
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