原題:Jojo Rabbit
配給元がウォルトディズニージャパンってのが驚き。
最初はドイツ映画かと思っていたけど、アメリカ映画。それにしても当時の状況を良く表現していた。
第二次世界大戦終戦間近のドイツ。
ヒトラーユーゲントたちが、戦争のための戦い方の訓練をする。
その中の1人にジョジョがいるのだが、彼にしか見えないアドルフというヒトラーそっくりの人物がいる。
彼に助けられながら、臆病者のジョジョと言われながら、訓練に励むのだが、手榴弾を目の前に落とし、重傷を負う。
訓練から退きながらも、国のために役立とうとする。
優しい母と二人暮らしをしているのだが、ある日、部屋の中で物音を聞き、ユダヤ人のエルサが隠れていることを知る。
10才のジョジョの目から見た敗色濃いドイツと、現実の悲惨なドイツが錯綜して、それがさらに残酷に見えるし、縛り首で吊るされてるシーンの後、ジョジョが靴紐結べなくて母が結んでくれて、母の靴が見えた後にショッキングなシーンが現れる。
子供の目線だけに、凄く呆気なく残酷なシーンがあちこちに散りばめられて、よりリアルに映る。
昔のアメリカ映画みたいにカッコいいって映画じゃない。
本当に新しい表現の戦争映画。
新年明けてから、良い映画が続々と放映され始めて嬉しい。もう一回観たい映画。
監督:タイカ・ワイティティ
出演:ジョジョ=ローマン・グリフィン・デイビス
エルサ=トーマシン・マッケンジー
アドルフ=タイカ・ワイティティ
ミス・ラーム=レベル・ウィルソン
ディエルツ大尉=スティーブン・マーチャント
フィンケル=アルフィー・アレン
クレンツェンドルフ大尉=サム・ロックウェル
ロージー(ジョジョの母)=スカーレット・ヨハンソン
ヨーキー=アーチー・イェーツ
109分
3本目
ログインしてコメントを確認・投稿する