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2019年07月24日00:49

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修羅の棲む家

著者は西舘良子。
井上ひさしの元妻。

井上ひさしは家庭内暴力の実践者。
家庭内暴力というと、加害者に批判が先行しがち。
被害者は気の毒だとなる。もちろん、幼児の場合、可哀想だ。
しかし、いい大人同士の場合、folie à deuxではないか!?
二人狂いと日本語では言うらしい。
It takes two to tango同様、当事者は暗黙のうちに間違った
想定のもとで暮らし、苦しみ、根底を疑わない。
井上家の場合、ひさしが仕事人として最大・最高の結果を
出せるよう妻は暴力を振るわれても我慢していた。
編集者に至っては、原稿がなかなか上がらないとき、
「殴られてくださいよ〜♪」と頼む始末だった。
オカシイだろう!狂ってるよ!

この夫婦は政治的視点が水と油。


【続く】
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