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2019年08月23日11:05

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親心

高校卒業後、地元の工場に就職したが人間関係を理由に1年半後に辞めた長男。

元々、親元から離れて東京で暮らしたいと思っていたみたい。
某自動車工場の契約期間工として東京の○○市で寮生活を送りながら2年の契約期間が間もなく終わる。

契約期間が終わってもこっちには戻らないらしく、アパートの契約をする為に「住民票を送って欲しい。」と言われた。

これからどうするのかは息子が決める事だから、私は口出ししない。
「人様に迷惑掛けず、元気に暮らしてくれればそれで構わない。」
「まだ若いんだから何度でも人生やり直しは出来る。好きな事、やりた事をみつけて。」「いつでも応援している。」
なんて住民票と一緒に手紙を添えたけれど、子供の自立を喜ぶ反面寂しさも感じてしまった。

ダンナと離婚して子供3人を引き連れて一緒にアパートで暮らし始めた時、長男は中2の14歳。長女は小6の12歳、次男は小1の6歳だった。
元ダンナからの養育費は無く、生活保護と自分の収入で子供達3人を何とか育てて来た。
(生活保護は長男が就職するのに車を中古で買った為、4年前に外れている)

働く事に必死で気付いたら、子供達は大きくなっていた。
それでも、当時小学生だった長女や次男にはまだ私の手が必要だったし、今も一緒に居る。

中学生になっていた長男に対しては「何もしてやれなかったんじゃないか?」って気持ちが募る。

私も社会人になって2年も経たないうちに実家を出て独り暮らしを始め、2年後には結婚して結局 実家に戻らないまま 20年以上が過ぎた。
実家に電話すると、今も母親には「あんたは本当に手が掛からない子だった。偉いよ。」と私は言われる。

長男も私と似ている。高校を出て数年後には独り暮らしをして親元を離れて。

今になって母親がどんな気持ちだったか気付いた。
何も言われなかったけれど、本当は「偉いよ。」だけじゃなく
「寂しいよ。」もあったんだと。

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