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2020年02月27日13:27

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集団内の「権力者」を見極めよ

橋下徹が語る「究極の人間関係術」――集団内の「権力者」を見極めよ

2020年2月26日 10:00 0
人間関係に思い悩むと、大人でも精神的に追い詰められます。職場の人間関係の悩みが深くなってしまうのは、
その人とずっと付き合わなくてはいけないという思い込みがあるからでしょう。でも、職場の人間関係が全て
ではないし、その人間関係ですら今後、永遠に固定されるものでもない。今の人間関係が辛くてどうしても我慢
できないのなら、転職を考えることも大いにありだと僕は思います。

我慢できなければ職場を変えればいい

特に現代では、定年まで1社で勤め上げることが一般的ではなくなりつつあります。会社員という属性を
持たずにフリーランスで働く人も増えるなど、生き方も働き方もどんどん多様化しており、転職や独立
のハードルも、ひと昔前では考えられなかったほど低くなっています。
だから目の前の人間関係に思い悩む必要はなく、我慢できなければ職場を変えればいいのです。

そうはいっても転職市場は厳しいし、せっかく入った会社を簡単には辞められないと思ってしまう人には、
目の前の人間関係を「割り切る」心もちをすすめます。先ほども述べたように、人間関係はときとともに
必ず移り変わるものです。それはネガティブな意味ではなく、「人は、必ず新しい人と出会うようにできている」
ということ。だから、今あなたの目の前に存在する嫌な相手だって、ただ現時点においてあなたの目の前に
いるだけであって、いずれ関係なくなっていく人なんだと割り切ってみてください。

目の前の人間関係にとらわれず、懸命に自分の仕事に取り組めば、必ず自分の商品価値が高まってくるはずです。
そのような実力者を、あえて嫌な気持ちにさせるような人は、社会においてほとんどいません。
実力ある人には、おべんちゃらを使う人がほとんどです。

ある意味、人間関係に思い悩んでしまうというのは、自分の商品価値がそれほど高まっていないということ
でもあるのです。そして社会人としての仕事は、あくまでも「結果」が重んじられます。結果を出せるように
なればあなたの商品価値が高まり、あなたを煩わせる人間関係などは雲散霧消していきます。そういう意味では、
結果は重視されず、よく分からない感情的なものだけに左右される学校の人間関係よりも、会社における
人間関係のほうが、よほどシンプルで対処しやすいといえるでしょう。

集団内の「権力者」を見極めよ

組織の中で、なるべくストレスなく仕事をするには「うまく立ち回る知恵」というものも必要です。
会社の人間関係で悩むのは、誰とでもうまくやろう、誰からも好かれようとして気を遣いすぎていることが、
大きな原因の一つでしょう。しかし、そこは自分の商品価値を高めるために、うまく利用してやるという
強気の心もちも必要です。

会社はいうまでもなく同好会や趣味の会ではなく、仕事をするところです。そして仕事をするところでは、
結果を出すかどうかが最も重要です。同じチームに属する者同士、親睦を深めることで安心感を得られる
一面もあるのでしょうが、それは副次的なものです。あくまでも仕事の結果を出すために、会社内の
人間関係をうまく活用していかなければなりません。

その一例として、組織において誰が強くて、誰が弱いのかという力関係を見極めることも非常に重要です。
「相手の強い、弱いを見て、態度や振る舞いを変えることは卑怯(ひきょう)だ」と眉をひそめる人が
多いかもしれません。しかし、きれいごとを言って人間関係に思い悩むよりも、あくまでも仕事上の
人間関係だと割り切って、自分の商品価値を高めるための人間関係だけに集中するんだと決めたほうが、
気は楽です。

自分の商品価値を高めることにつながらないのなら、思い悩むことなく、そんな人間関係はズバズバ切って
いけばいいし、場合によっては職場を変えればいい。逆に自分の商品価値を高めることにつながると、
確かに感じるのであれば、多少嫌な思いをすることがあっても乗り切れるでしょう。

 組織内で「強い人」とはどういう人でしょうか。これは決して役職が高い人とは限りません。組織内には
 必ず、役職とは別に影響力の強い「実力者」がいるものです。役職を一つの判断基準にすることがあるに
 せよ、役職には関係なくそうした微妙な人間関係の力学を観察することも重要です。

組織の「見えないオキテ」を見抜け

強い人は、やはり味方につけるべきです。例えば企画を通したいときには、その人に先に意見を聞いておく、
あるいはトラブルが起こったときに、その人に真っ先に相談するなど、仕事がうまく回るよう立ち居振る舞う
ことは、ビジネスパーソンとしての知恵の一つです。その人と自分が近しいということが周囲に伝わるだけで、
あなた自身が一目置かれるようになるということも、大いにありえます。

このようなことを否定的に捉える人も多いでしょうが、組織内の微妙な力関係を観察しながら立ち回ることは、
組織内において自分の能力をより大きく開花させるための一処世術であって、まったく恥ずべきことではありません。

これは組織内の仕事にとどまらず、取引先と仕事をする上でも役に立ちます。取引先の組織内においてどんな
力関係が働いているのかをしっかりと観察するのです。そうすれば「この人さえ説得できれば話が通りやすい」
というキーパーソンが見つかり、取引をより円滑に進めることができるでしょう。

もしあなたが、組織の中で自分だけが浮いていて、「職場になじめない」と不安に感じているのなら、それは
組織内の不文律、つまり「見えない掟(おきて)」に気づいていないからかもしれません。

どんな組織にも、表からは見えないルールや秩序や慣習、つまり「見えない掟」のようなものがあります。
一つの組織に属するというのは、言い換えれば、その組織特有の掟を守るということです。「掟」なんていう
と大層なことのように感じるでしょうが、たいていは、取るに足らないような些細(ささい)なものも多いです。

でも、その些細な掟に気づくことができるかどうかが、その組織内でうまく立ち回れるかどうかを左右するのです。
それができない人は、周囲から「なんだ、こいつは?」という目を向けられてしまう。多くの場合、これが
「自分だけ浮いている感じ」の正体です。

掟を忠実に守ればうまく立ち回れる

だから、まずは周囲を観察して、「この組織の見えない掟は何だろう」と考えてみる。周囲の行動と自分の行動
を照らし合わせて、「自分は周囲とどこが違うのだろうか」「どんな組織の掟を守っていないのだろうか」と
考えてみる。僕は、「組織の見えない掟には必ず従え」と言うつもりはありません。
知った上でどう振る舞うかは、あなた自身が決めればいいのです。

その掟を忠実に守れば、もう「自分だけ浮いている感じ」はなくなり、組織内でうまく立ち回ることができる
ようになります。一方、見えない掟をわかった上で、あえて「従わない」というのもまた、一つの選択です。
中途半端な「出る杭」は打たれますが、突き抜けた「出る杭」は打たれるというよりも、周囲を跳ね除のけます。
実際、見えない掟などを全てぶっ飛ばして我が道を行っている人が、むしろ業績トップを独走していたり、次々
とヒット商品を生み出していたりするというのは、よくあることです。

「見えない掟に気付かないまま組織内で浮くこと」と、「見えない掟を分かった上で、主体的な意志を持って
従わないこと」は、似ているようでまったくの別物です。ただし、実力が備わっていない段階で、見えない掟に
抵抗しようとしても、力不足によって、結局組織内で浮いてしまいます。見えない掟をぶっ飛ばすにしても、
力が必要なのです。
自分の実力を見極めて、組織内の見えない掟に従うのか、それをぶっ飛ばすのか、的確に判断してください。
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