【中部フィルハーモニー交響楽団第66回定期演奏会 NAGOYAシリーズ１】
日時：2019.9.22（日）15：00開演
会場：三井住友 しらかわホール
出演；横坂源（チェロ�◆�
秋山和慶（指揮）
山口裕之（客演コンサートマスター）
中部フィルハーモニー交響楽団（管弦楽）
曲目；オール・ドヴォルザーク
�� 序曲「自然の中で」Op.90
�� チェロ協奏曲ロ短調Op.104
�� バッハ／無伴奏チェロ組曲第２番より“サラバンド” （＊アンコール）
�� 交響曲第７番ニ短調Op.70
ドヴォルザークの魅力を堪能し尽くしました。
とにかく、チェロ協奏曲と第７交響曲という大曲２曲の前に更に序曲まであったのですから・・・
開演から終演までが完全に２時間超えでした。
最初の序曲「自然の中で」
交響曲第８番にも通じる雰囲気があります。
大自然を感じる喜びにあふれています。
次にチェロ協奏曲
とにかく大好きな曲なのです。
全編にノスタルジックな音楽が哀切に訴えてきます。
少し長い序奏があっての、渾身の思いで弾き出されるチェロソロの音が堪りません！
雄大な第一楽章です。
次の第二楽章のなんとも甘く切ない調べにはどこか憧憬の思いが感じられるのです。
自然と涙があふれてきます。
この楽章の中でも特に好きな箇所は・・・
中間で奏されるホルンの三重奏の調べなのです。
今回のここのホルン、本当に素晴らしく、とても感動しました。
最後の第三楽章は本当に素晴らしい締めくくりになっているのです。
終楽章にふさわしくとても充実した音楽が鳴り響き、そして・・・
そのままフィナーレへと誰もが思って・・・
でも、そこから静かで哀切極まりないほどの世界が展開されます。
チェロソロが静かな祈りを歌い出し、またそれにヴァイオリンソロも呼応してくるのです。
ここだけは、言葉もありません。
まるで彼岸の境地なのです。
ソリストの横坂さんとコンサートマスターの山口さんの掛け合いも見事でした。
このコンサートは、もうこれで終わってもいいほどでしたね。
メインは交響曲第７番
これも素晴らしい曲であり、私としては案外人気の８、９番よりも好きかも・・・
特に中間の２、３楽章にとても惹かれるものがあるのです。
演奏は４楽章の後半で若干疲れを感じたものの全体として素晴らしい演奏でした。
いやいや、長丁場での演奏でしたが全体的にとても素晴らしかったと思います。
それに、この演奏会でゲストコンサートマスターとして、元N響コンサートマスター・山口裕之氏のお姿が拝見できたことは本当に驚きと共に喜びでした。
私にとって、山口氏はN響コンサートマスターの中でも特に好きな方でしたので・・・
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