「これ、含んだことある?」
鼻先に突きつけられた赤紫色の物体…ゆらゆらと蠢くそれを…青児くんのシンボルを、私は口に含み、奉仕を続け、吐精にいざなったことがありました…
自らの“前科”を見透かされたような複雑な気持ちでしたが、私は力なく首肯すると、床に正座をして ボーイフレンドのものよりも逞しいそれを口腔に迎えました…
「青児に教わったのか?…青児が初めてだったのか…アイツも運がいいやつだ…」
涙目の上目遣いで頷くと
「それじゃ、遠慮することはないな…」
「ぅぶぉっ!」
口腔内に押し入ってくる肉塊…ボーイフレンドのそれとは異なる質量と強引さにむせかえりながらも、必死に歓心を求めて舌を絡めました…
そして付け根で揺らめく果実のような物体を指先で軽く擽った直後、先生の腰がぶるっと震えて…
…!!…
必死に白濁を嚥下する私を床に押し倒した先生は、私を易々と裏返して獣の姿勢に…
スタジオの壁一面にはめ込まれていた鏡の中では
四つん這いになって鏡と向き合う私…鏡の向こうの私の背後に立っている、褐色のたくましいからだ…
「可愛いからだだな… いや…もう、ぞっこんだ…」
「ひぃっ」
言い終わるや否や、お尻の奥に感じる乾いた圧迫感…
「後ろは経験していないのか…でも こうすると前の締まりが…っ!」
「ぁあっ!」
初めて感じる妖しい感覚…お尻の孔を指で穿たれるたびに、宮田先生のシンボルを迎えている裂溝が不随意な収縮をするのでしょう、襞が先生自身にまとわりつき、悦楽へといざなっているようで…
ワックスがけのなされた床と、汗みずくになったわたしのからだ…
しっかり床に掌をついても汗で滑って全身のぬめりと快感が昂ぶるばかり…
「青児のことなんか忘れさせてやるよ… そらっ、キミもちゃんと声を出すんだ ワン・トゥー・スリー・フォー、ワン・トゥー・スリー・フォー…」
「ワン・トゥー・スリー…フォー、ワン・トゥー…スリー…フォー…」
小気味よく下腹部を蠢く宮田先生のシンボル…
鏡の中の自分にほんとうの自分の顔が近づいたり 遠ざかったり
私の2本の腕の間でふるふると揺れている乳房…
中学生の頃から実り始めた果実…男子生徒の好色な視線を浴びて恥じらってきた果実…自慰披露の時に自らもみし抱いた大切な…
頂きは尖りきり、喜悦の方向をあげんばかりの主張をしていて…
「ぃぃいっ!」
鼻を鳴らして…やがて…
「ぁあっ…」
…
四つん這いから解放されて、座り込んだ床には…とろみを湛えた白濁がアメーバーのような文様を描いていました…
力なくあお向けに横たわった…頭上で煌々と輝く照明が 先生の影で遮られたかと思った次の瞬間
「痛っ」
“ぷつっ” という乾いた痛みが下腹部に奔りました
「もらっておくよ」
先生の指先には…私の下腹部から毟り取られた 縮れたアンダーヘアが絡みついていました
喘ぎながらも正気を取り戻しかけた私の意識は、恐ろしい現実に気づきました…
「せんせい…あの…スキンは…」
恐る恐る訊いてみると
「ああ、もちろんそんなものは着けていないよ…妊娠しないように気をつけてな」
そういうとアンダーヘアとショーツを大事そうに手にして、誰もいないスタッフルームに消えていったのでした。
愕然として言葉を失っていた私…無意識に身に着けたのか 私はTシャツにデニムのスカート姿になって、スタジオの扉を開けました
すると
「あ…」
「こんばんは、ガールフレンドちゃん!」
惠さんが含み笑いを浮かべながら扉の向こうに立っていました。
「あれ?今日は都合が悪かったんじゃ…」
うわずった声で訊いてみると
「ああ、ちょっと予定が変わってね、今着いたばかりよ」
愉快そうに答えを返してくる恵さん…
「今日はこれでレッスン終わりなんでしょ?しっかりからだを休めてね、早見くんを失望させないように」
私は怪訝に思いつつ、お辞儀してエレベータに向かおうとしましたが、視界に光を反射させるレンズが飛び込んできました…
「これ、ビデオカメラですか?」
「ああ、これから大会に備えて動きをチェックしようと思ってね」
快活に答える恵さん… ソフトケースに入っているわけでもなく、赤いランプがついて乾いた音を立てているカメラの存在にいやな予感を抱きつつも、私は逃げるようにエレベータホールに向かいました。
半ば放心状態で家路を急いだ私…ショーツをつけていない下腹部から白濁の残滓がしたたり落ちてきてはハンカチで拭いながら 〜それを道行く人に怪訝に思われながら〜 平静を取り繕って、夕餉の食卓に…
いけないダンスレッスンの1日は こうして幕を下ろしたのでした…
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