一部の方には打ち明けてしまっているのですが、私がボーイフレンドに身体を差し出したのは、高校2年生の春休みでした。
修学旅行での自慰強要以降、破廉恥な悪戯というか嫌がらせのようなことを受けていて…日に日にそれに対する戸惑いが麻痺してしまい、自分の大切なものを不本意な相手に散らされる懸念を感じて、当時の 〜中学校時代からお付き合いをして 高校は異なる〜 ボーイフレンド(便宜上「早見青児くん」と云います)と結ばれました。
スポーツマンというわけではなく、文化会系気質の彼…
アニメが好きで 〜私が男性向け(?)のアニメや特撮もなんとなく理解できるのは早見くんや従兄の影響です〜 運動が得意というわけでもなかったのでしょう…
そんなイメージを払拭したいと思っていたのでしょうか、彼が社交ダンスに興味を持ったと聞かされました。
年齢を重ねていく度 大人に近づく度に、様々な世界に足を踏み入れるのは自然な事…
ダンスに興味を持ったからと言って、彼に対する接し方に変化はありませんでした。
そしてあるとき、誘われました。
「後学程度でもいいから、ちょっとつきあって欲しい」
断る理由もなかったので、私は彼が出入りしているダンススタジオに足を運びました。
駅前のビルの上層階にあったダンススタジオ。
こじんまりとした入り口の造作とは裏腹に、いざ扉を開けてスタジオに踏み込んでみたら、とてもきらびやかな世界が広がっていました。
つややかな床面と壁一面にはめ込まれた鏡…
レッスンしている年齢層は、当時の私よりも若い、というか 幼い印象の男女から年配の方まで…
多くの人はTシャツにスパッツ…中にはレオタードで踊っている人もいました。
その中でひときわ輝いている男女がいました。
魚の尾ひれを彷彿させるドレスを纏った女性
黒いベストとスラックスでビシッと決めていた男性…
室内に流れる音楽に合わせて優雅に踊っているお二人を見て、私は我を忘れていました。
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