私の現在のハンドルネーム「如月ハニー・F(きさらぎはにー・えふ)」というのは、アニメ「キューティーハニーF(きゅーてぃーはにーふらっしゅ)」のヒロインから頂きました。
「キューティーハニー」は何世代にもわたって リメイクというか、新シリーズが発表されている作品なので、人によってどの「キューティーハニー」を指しているのかまちまち、ということがあるのだと思います。
幸い私がテレビで見ていたハニーは、デフォで「キューティーハニーF」の表記があるので、初対面の人や、すでに「キューティーハニー」をご存じの方にも私が「どのハニーを好きなのか」をお話しするときにラクです。
いろいろネット検索していると 歴代の「〜ハニー」の情報に触れますね。
私が苦手なのは実写版です。資料を見たらグラドルさんが主演、倖田來未さんが主題歌。
職場のカラオケ大会などで「〜ハニー」を唄う人の殆どが 倖田來未さんのものを唄っていますが、私は「〜F」の瑞々しい作風の方が好きです。
けれども一つだけ、先代というか 過去の作品のエッセンスに参ってしまったものがあります。
それが
第一作目のED「夜霧のハニー」
https://www.youtube.com/watch?v=S-XKYCaIq-8
OPのアクティブな作風とも極端に異なる歌に、私は衝撃を受けました。
「これが子供向けのアニメの歌なのだろうか」って…
昔のアニメ主題歌には「OPは明るく、勇ましく、EDはしっとり」な組み合わせも珍しく無かったそうですが 私はこのギャップのみならず、歌詞の虜になってしまいました。
どこかで呼んでるハニー 震える白い胸
うつむいて歩く 遠い霧の街
誰も誰も気づかない
私のこの涙
大人のテイストいっぱいの歌詞…涙が零れてきました…
きっと 想い人に素肌を預け 愛の焔を燃やしたのでしょう
でも 相手の殿方にとっては行きずりの恋のようなものだった…
官能の余韻から目覚めた乙女の傍らにいるはずの、太い腕、厚い胸、やさしい吐息の持ち主の面影は消えていた…
白い胸に残された、想い人のぬくもりを感じながら「日常」への回帰を試みるハニー…
秘めやかな裂孔から逆流する、情熱の残滓…素肌にべたつく白濁が寂しさを助長する…
夢の館を跡に、霧のけぶる街に踏み出す…
「誰も誰も気づかない 私のこの“涙”」
涙は…瞳から溢れるそれと、神秘の泉の逆流の掛詞なんじゃないかと感じています。
それほどまでに この歌曲の完成度は高い…
官能の気配を漂わせているのに、文学的味わいまで含んでいる…
私は今夜も このメロディに溺れながら 自らに指を這わせようと思っています…
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