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2020年09月18日21:17

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何も起きないけれどそれでいい『Daughters』

東京でルームシェアをして暮らす2人の女の子を描く映画『Daughters』を見て来ました。
この映画、基本的には何も起きず、何も変わらないのですが、そういう映画も良いものです。『テネット』のあとでは丁度いい映画でした。

【物語】
中目黒のマンションでルームシェアとして暮らす2人の女の子、小春(三吉彩花)と彩乃(阿部純子)。年も同じ27歳、仕事も価値観も似ている2人の生活は順調で、数年にも及んでいた。
ある日、彩乃は小春に妊娠したことを告げる。相手の名前を明かさない彩乃だったが、シングルマザーとして生きていくことを決めた彩乃に、小春は戸惑いつつも寄り添っていく。

…90年代から2000年代にかけて、こういう映画を良く見ていました。
浅野忠信主演の『風花』とか、森田芳光監督の『間宮兄弟』とか、堺雅人主演の『ジャージの二人』とか。大きな事件も起きず、変わらない日常を送る日々の映画です。

『Daughters』の場合は、ルームシェア相手の子が妊娠するという、大きな事件があるように見えて、非常に淡々と進んでいくので、何も起きていないのと変わらないように見えます。主人公の2人が互いに特別な愛情を持っている訳でもなく、「いないよりはいた方がいい友達」関係を持続していくのは、希薄なように見えて、実は居心地のいいことだと思えて来ます。

映画そのものは淡泊ですが、chelmicoの歌うエンディング・テーマが映画の世界観に合っていて、不思議な印象を残します。★★★。
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