シリーズ第5作となる、シルベスター・スタローンの人気作『ランボー ラスト・ブラッド』を見てきました。
前作『最後の戦場』のときも最終作であるような感じがしましたが、本作も同様です。まあ、続けさせようと思えばいくらでも出来るのがアメリカ映画です。
【物語】
アリゾナ州の牧場で、家を切り盛りしているマリア(アドリアンナ・パラッザ)と、その孫娘であるガブリエラ(イヴェット・モンリール)と静かに暮らしていたランボー(シルベスター・スタローン)。
大学進学をきっかけに、自分と亡き母を捨てた父を探しにメキシコへ行ったガブリエラが行方不明となり、まもなく人身売買組織に捕らえられたことが分かる。ガブリエラを救い出すため、ランボーも単身メキシコへと向かう。
…今回の敵はメキシコの犯罪カルテル。誘拐された家族(同様の娘)を救出するというのはシリーズでも新機軸でしたが、その主人公がランボーである必然性があまり見出せませんでした。
主人公が耐えぬいたあげくに怒りを爆発させるという、復讐アクションの醍醐味はあるので楽しめましたが、意外に悲壮な展開を見せるので後味もちょっと今一つ。そのかわり、過去のシリーズ作品からの場面をフラッシュバックさせたエンド・クレジットは良かったです。
それにしても、ランボーが牧場の地下に迷路のようなトンネルを掘っているというのは何だか変。クライマックスの一大アクションの舞台になるとはいえ、1作目の坑道であんな目に遭っているのにトンネルなんか掘るかな?
★★★。
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