6度目の映画化となる冒険映画『野生の呼び声』を見て来ました。
主演はハリソン・フォード(と人間が演じた犬)。20世紀FOX最後期の映画となります。
【物語】
ゴールドラッシュ時代のアメリカ。
カリフォルニアの裕福な家で飼われていた大型犬のバックは、犬泥棒に盗み出され、極北のユーコンへ連れてこられる。郵便配達のソリ犬として頭角を現したバックだったが、間もなく配達制度は廃止されてしまう。
粗暴な飼い主に虐待されかけていたバックは、一人の男(ハリソン・フォード)に助けられる。
…大自然を背景にハリソン・フォードが犬といる映像は、それだけで驚くほど絵になります。しかし雄大で美しい風景にはCGショットが多用されていそうな気も。撮影監督は名匠ヤヌス・カミンスキーでしたが、どこまでが実写なのか知りたいところです。
主人公は犬ですが、人間の俳優によるモーション・キャプチャーです。実写版『ライオン・キング』も同じで、リアルになればなるほど作り物然としてしまう弊害が、最近の映画には多くなりました。
この原作はアメリカ人に相当愛されているらしく、今回で6度目の映画化。
初回は1908年のD・W・グリフィス監督によるもので、犬をどう描いているかを見てみたいところです。
★★★。
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