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2015年08月06日09:59

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【スポーツスター】 ロッカーカバーガスケットの交換

自分の手元にきた時点で、エンジンのヘッド部分よりオイルが滲んでいたスポーツスター。
滲み具合もわずかだったので『こんなもんか』と気にせず乗っていたのですが...。

乗れば乗るほど、滲み具合も【オイル漏れ】と言えるくらいのレベルになってきました(汗)

いろいろと調べてみたら、07年-08年の車体はエンジンヘッドからのオイル漏れが特に多くて、それ以降の年式については『対策された純正ガスケット』が使用されているらしいです…

完全にリコールのレベルです(笑)
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オイル漏れの跡がくっきりです。

さっそく対策済みと言われている純正ガスケットを買おうと思ったのですが、なかなかのお値段...

そこで、純正ガスケットとは別の社外品を入手しました
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ジェームズのガスケットです

【ロッカーカバーガスケットキット:07y〜XL】(品番:JGI-17030-07-X ¥8,870-)

内容物
※JGI-11190:O-RING、PUSHROD TUBE TO CYLINDER HEAD(×4個)
※JGI-11377:O-RING、PUSHROD TUBE TO TAPPET COVER(×4個)
JGI-16779-99-X:GASKET、ROCKER COVER BASE、METAL w/BEAD(×2個)
JGI-17362-07-X:GASKET、ROCKER COVER OUTER(×2個)
JGI-17393-07:SEAL、ROCKER COVER、BREATHER(×2個)
JGI-17695-07:GASKET 、ROCKER COVER、CENTER(×2個)
JGI-6114:WASHER 、ROCKER COVER SCREW、COPPER(×8個)
JGI-63858-49:WASHER 、ROCKER COVER SCREW、FIBRE(×8個)
※印のついた部品2つ(Oリング)は今回の作業では使用しません。シリンダーブロックまで分解した時に使用します。


ちなみにハーレー純正部品ですと...
17362-07B:GASKET、ROCKER COVER OUTER(2,065円+税)×2個
17695-07B:GASKET 、ROCKER COVER、CENTER(519円+税)×2個
6589:WASHER 、ROCKER COVER SCREW、FIBRE(445円+税)x8個
こんな感じでそこそこのお値段になります...

作業開始です
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タンクとシートを外して、インチ工具を用意。エキパイ&サイレンサーは外さなくてOKです。


ヘッドカバーを固定してる4本の【3/16インチ】のヘックスボルトを外すと
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簡単に外せます。

ガスケットを見てみると...
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弾力性も無くつぶれてしまっていて、ロッカーボックスの縁とほぼツライチ(笑)


ロッカーボックスを外します
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ここは計9本の異なるボルトで固定されています。
ここを外すときの注意点は『圧縮上死点を必ず出す』ということです。

プラグを前後とも外す→リアタイヤをジャッキアップする→5速に入れてリアタイヤを回しながら上死点をさぐる→吸気&排気バルブが1番伸びきったところが上死点。

ロッカーボックス内のボルトを外す順番は
1:ロッカーボックスの左側前後にある2本のヘックスボルト(3/16インチ)を外す。
2:三角形に止めてある銀色の3本のボルト(7/16インチ)をソケットで外す。
3:最後に黒色の4本のボルト(1/2インチ)をソケットで外す。
↑この順番でボルトを外していくと簡単に外れます。

外れた面を見てみると
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ガスケットの抜けた痕跡がくっきりと...。

ガスケットの比較
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左が純正ガスケット:右が今回使用するジェームズのガスケット

オイルストーンで
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ガスケットのカスを取り除き、面を慣らします。
しかし、そこそこ頑張っても面が出ません...。

ここまでやったら新しいガスケットを入れて、逆の手順で戻すだけです。

2気筒なので後方側も同じ作業を行います
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SRのほうが楽です(笑)

こちらもガスケットのカスを綺麗に取り除きます
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やはり凸凹です...。

ベースガスケットには、こんなことが書いてありますがたらーっ(汗)
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ただでさえ面の出ていない合わせ面ですがら、容赦なく液体ガスケットを塗ってやりました!
(追記:液体ガスケットを塗ったおかげなのが、この作業から10ヶ月が経過してもオイルが漏れるような事は全くおきていません♪)


『しばらくお漏らししませんように』とお祈りしながら、新しいガスケットを入れて
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完成です☆


とこんな感じの作業でしたが、正規ディーラーでハーレーを買うともらえる【付属工具】でこの作業はできます。
ちょっと苦労はしますけど、特殊工具が一切いらない単純な構造です。

壊れたら簡単に直せるのがハーレー(笑)

ただ、自分で整備せずディーラーに毎回出していたら財布の状態が恐ろしいことになりそうです。どなたかのブログでも『お金に余裕のある人か時間と最低限の修理できる人じゃないと所有してはいけないバイクだと思いました』と書いてあったのが印象的。 

こうやって趣味として楽しみながら作業できるならばなんも問題ないでしょうが、そう思えない方々からすれば【ストレスの塊】となるのは切実でしょうね。 ハーレーを駄馬と呼ぶ方々の気持ちも理解できます涙

ほんと、国産オートバイの優秀さを再認識できた作業となりました♪わーい(嬉しい顔)

お友だちならこんな作業はタダでやりますので、困った時は声をかけてくださいね(^_-)
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