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日記一覧

はい、2016年に「SICARIO」が「ボーダーライン」という邦題で日本公開され、2018年にその続編として「SICARIO: DAY OF THE SOLDADO」が公開されましたね。あちらはメキシコとアメリカのボーダーライン(国境)が舞台でした。こちらは「ソマリアの海賊」という原

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まず邦題についてです。原題は「Les filles du soleil」ですから英語だと「Girls of the Sun(太陽の娘たち)」です。どこにも涙なんかない。物事を涙で曇らせると現実を見誤ると知っている僕には、この邦題と商魂がダメでした。←もちろん涙を流す効用について

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YouTubeで90分の全編を見ました。もしかしたらクライテリオンのDVDをアップしたのではないかと思うほど、細かいフィルム傷が少ない。←冒頭で縦に大きな傷があったりしますが、人の動きなどもなめらかです。つまり、よくある毎秒16コマの無声映画の動きを毎秒

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世界一高価な本は、グーテンベルクが印刷した「聖書」だそうです。何千万円だか何億円だかするらしい。世界で初めて印刷された大量生産の聖書が、なぜ高価なのか?と疑問に思わない方は、資本主義にどっぷり浸かってカネこそが価値を決めると信奉している人だ

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NHKの総合テレビで放送していたんですね。テレビだと基本的に字幕放送ではないから、放送していたことすら全く気づきませんでした。しかし企画がダン・フォーゲルマンだと知り、手を出したわけです。←「ぼくとアールと彼女のさよなら」の製作総指揮担当で

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2013年(小津没後50年)に「プレミアム・アーカイブ」で放送したものを、DVD-Rに録画していました(まったく忘れてました!)。デジタル・ハイビジョン時代の初期で、キネコと呼ばれるテレビ画面を16ミリフィルムで撮影した素材しか残っていなかったようです。←

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ペギー・グッゲンハイムは富豪の娘で、美術愛好家として知られているそうです。ジャクソン・ポロックを見出したという功績が大きいらしい。僕はそのあたりに疎いけどグッゲンハイム美術館という名前くらいは知っています。そしたら美術館は叔父さんの所有物だ

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最近、池島ゆたか監督が小津安二郎の作品を次々と見て、それぞれFBに書き込んでおられたことに触発されて、僕も何本か見直しました。「東京の女」と「東京の宿」は、どちらも無声映画です。そしてどちらも傷ついたプリントからテレシネされた素材しか残って

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ビデオが発売されたころ紹介記事を書いた記憶があるのですが、その後別のコロンビア映画のDVDを見ていて音声解説で、オープニング・ロゴを見た解説者が“絶対アネット・ベニングだよな”と語っていたことを思い出しました。それは「2999年異性への旅」

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ご存じの方も多いと思いますが、スカパーのいずれかの局と契約しているとBS241chの宣伝用チャンネルが見られます。昔このchでは、未公開の映画なども放送していましたが、今では僕の気を引く番組は「マサNOTE」だけになってしまいました。←よく調べると、見

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「A Tunnel」(2021)は「トンネル建設に揺れる村 ジョージア“一帯一路”の陰で」で、中国がシルクロードの再現を目指している“一帯一路”政策に乗ったジョージアでのトンネル工事についてのノー・ナレーション・ドキュメンタリーでした。そして「The Bubble

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ヴィットリオ・ガスマン主演で、9つの艶笑小話のオムニバスです。これがエットレ・スコーラの監督デビュー作だとは今まで知らなかった。そこそこ“作家”として評価されている監督さんの気がしますが、僕は大して評価していません。←あんまりきちんと見てい

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12歳の少女と設定した3人の大人の女優をSNSに登場させ、どのような人間たちが“少女たち”に接近して何をしようとするのかを描いたドキュメンタリーです。製作者たちはスタジオにセットを組み、12歳の少女に見える3人の女優にSNSアカウントを作らせま

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今から四半世紀前、僕はAFMで「乙女の祈り」という映画を見て驚いたのでした。その監督はSFXに興味を持ち、CGIを駆使する大作へと進みましたが、僕は「さまよう魂たち」(1996)とか、「ラブリーボーン」(2009)に心を奪われたのでした。その監督はピーター・ジ

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“ストックホルム症候群”という言葉は何度か耳にしました。その言葉のもととなった1973年8月のストックホルムにおける銀行強盗人質立てこもり事件を映画化したそうです。“信じられないけど本当の話”というテロップが冒頭に出て、人質を経験したビアンカ・

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監督名はオールシネマ・オンラインに合わせました。imdbでは、Fernando Grostein Andradeという英語表記です。フェルナンド・グロスタイン・アンドラーヂという表記の“ヂ”が一般的ではないところに違和感がある。英語読みでフェルナンド・グロスタイン・ア

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池島ゆたか監督の第115作「memory」が、吉田大八監督の「パーマネント野ばら」をヒントにしたということで、その元ネタと「memory」を見比べました。吉田大八という監督さんは、「桐島、部活やめるってよ」という作品を見ていますが、素人の自主制作映画とい

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2015年07月09日のミクシィ日記に書いた「フレンチアルプスで起きたこと」(2014)の、ハリウッドリメイクです。ウィル・フェレル主演のおバカ映画だろうと思って見始めたら、なんか“知ってる”映画なのでした。そしてスキー場で雪崩が起こる。これで元ネタを思

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ジョン・トラボルタ主演ということで見ましたが、まず“これがトラボルタ?”と目を疑いました。彼が自閉症で、ハンター・ダンバー(デヴォン・サワ)というアクション・スターの大ファンだという設定です。でもって、ダンバーに熱心なファンだと知ってほしく、

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5月12日(水)11時から東京地方裁判所615号にて第四回口頭弁論が開かれました。僕は初回に参加できなかったので、3度めの参加で初めて原告荒木監督のナマな発言を耳にすることができました。裁判というものは基本的に文書でやり取りされると知っていましたが、

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1214日ということは、3年と119日(うるう年があるから118日?)かけて記録したようです。それだけ密着できたのはNHKだからでしょう。庵野自身が取材者を名前で呼び、作品制作過程で“どう思う?”と意見を求めています。しかしこの100分の番組は、結局“庵

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グレゴリー・ペックが、妻を犯して殺害した4人組を追うという、シネマスコープ西部劇です。封切り日を調べたら、1958年の6月末にアメリカ公開され、日本公開が同年9月11日というスピード公開でした。当時としては異例なくらい早い。アメリカ公開前に完成台

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ストレイ・ドッグという言葉は“野良犬”をさす英語ですが、この映画の原題は「Destroyer」=破壊者です。むしろ“ぶち壊し屋”とするべきか。50歳になっても美しい肢体を披露してくださるキッドマン姐さんが主役ということで見ました。カリン・クサマ監督作

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実はこの映画を見た後、“見た人だけ限定、ネタバレでもなんでもいいから、具体的にどこがどう“いい映画”なのかを語りませんか”と呼びかけたのですが、ネタバレでの書き込みは皆無でした(ミクシィの話)。でもFBでは“心に残る作品ではない”という感想を

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僕はフランスのシェルブールの街の西側にイギリス領の島があることを、今の今まで知りませんでした。フランスではノルマンディー諸島と呼ばれているようです。1944年6月の大作戦のときは連合軍はそばを通過しただけで戦場とはならなかったらしい。しかし、19

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キアヌ・リーヴスが主演した“ビルとテッド”コンビによる“おバカ映画”、30年ぶりの続編です。今回は“時空旅行”ということで、前作とは雲泥の違いがあるSFXを駆使して、今様に楽しめる娯楽作でした。映画の評価としては“以上、終わり”となるわけです

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GW最後の休日である“こどもの日”に、武蔵小山のライブカフェ、アゲインで第1回「18禁 映画塾」を行いました。テーマは“女を口説くにはゴダールを語れ”で、難解な映画を作ると定評あるジャン・リュック・ゴダールについてです。たまたま緊急事態宣言が

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ダコタ・ジョンソンが、大物女性歌手の付け人を演じる内幕ものです。「フィフティ・シェイドなんたら」というシリーズで“売り”をセクシー路線に変えた美人女優の孫娘が、なんか突然真面目な音楽プロデューサーをめざすなんて、やはり納得できない作品でした

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オムニバス映画というスタイルがあります。Omnibusというラテン語が語源の言葉は“乗合自動車”というような意味で使われ、英語では「多数のものを含む」「包括的な」「抱き合わせの」などの意味があるとのこと。だから何人かの監督がひとつのテーマで短編を

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今回、池島ゆたか監督による「18禁 映画塾」というトークショーを企画し、第1回のテーマを「女を口説くにはゴダールを語れ」と題したことから、ゴダール作品をそれなりに見直しました。そしたら、やはりゴダールという人は根っからの映画ファンだと確認できま

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