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2021年06月15日06:09

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題名から“秘書モノ”かと思ったら、アメリカ政府の国務長官が主人公でした。TVシリーズ「マダム・セクレタリー」第一話(パイロット)と第二話を見て。

アメリカ合衆国では、日本の外務大臣にあたるポストをセクレタリー・オブ・ステイトと呼ぶようです。日本語では国務長官。正しくはSecretary of State of the United Statesだとか。ということで題名に惑わされて(そしてたまたまシーズン1のパイロットから再放送していたので)FOXテレビを見てしまいました。

第一話(=パイロット)は「マッコード長官、誕生」と題していて、大統領(キース・キャラダイン、写真2)から直々の要請で国務長官に就任する話。CIAの分析官として活躍していたときに目をつけられていたエリザベス・マッコード(ティア・レオーニ)が、前任者の不祥事辞任を受け大学教授の職をなげうって就任します。

僕は「ザ・ホワイトハウス」というアーロン・ソーキンのドラマが好きだったので、狙いの秘書物じゃないと分かっても見続けました。ティア・レオーニには二十歳代のころから目をつけていたこともあって…。「ワイアット・アープ」ですけどね。その彼女が国務長官で、大学生の娘がいるという設定です。

合衆国政府が舞台ですから、「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」みたいに若手女優が画面を彩ってくれるという期待もありましたが、ほどなくそれは無理だと諦めました。同時に、アーロン・ソーキンほどのリアリティーも望めないな、と気づきました。それでも、政府内部の集団劇として笑って見ていられる。

長年政府に勤務しているベテラン(ベベ・ニューハウスとかゼリコ・イヴァネク)たちから冷たい視線を向けられているけど、それを乗り切るオハナシとしては楽しいのでした。そもそもゼリコ・イヴァネクあたりが国を動かしていたら、現在の日本政府以下の醜態ですぜ。←僕には「ダメージ」のダメージが大きすぎるもので。

第二話「第二のベンガジ」は、イエメンで大使館が暴徒に包囲され、それをいかに救出するかという展開でした。アフガンから兵を引き上げようとしている大統領が、別の場所に派兵できない。そこでエリザベスが以前“サタン”と呼んでいた傭兵組織に頼るというものでした。

エリザベスの家族描写から、ホワイトハウス内の人物模様まで、いささか戯画にすぎる部分もありますが1時間のテレビドラマという程度ならこれで十分。日本の政治物のように鼻白むセリフや嘔吐させるような人情劇もありません。そこそこドライで、そこそこ今風の味付け。そうですね、僕にはサイゼリアでのランチという雰囲気でした。←アーロン・ソーキンの場合は、ご贔屓の洋食屋さんですけど。

とはいうものの、「LAW&ORDER性犯罪特捜班」に加えてこのシリーズを全部追うのは無理がありすぎる。あと3〜4話つきあって考えます。どうせ来週の火曜日には無料契約が切れるんですから。もし見続けたくなったら? その時はちゃんと有料契約しますがな。

写真3はネットからの拾い物。かつての国務長官(ヒラリー・クリントン、コリン・パウエル、マデリーン・オルブライト)とティア・レオーニです。
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