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2021年03月03日02:52

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この映画は、落語のようにオチを知っていても楽しめました。ウディ・アレン監督「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」(2019)。

ようやくDVDで見直すことができました。それにしてもこの宅配レンタル、住所変更してから再開したのに旧住所に配達するって、なんでやねん?

それはともかく、見たい映画を見たい時間に見られるのは便利です。なら配信で見ろよ?←なんか“ブツ”を手にして鑑賞するほうが、僕にはしっくり来るのです。Netflixにはそこでしか見られない作品があるから、いずれ再契約するけれど、あの手ひどい日本語字幕にはカネを払いたくないのです。←もう改善された?

今回は“オチ”を知っていますから、そこまでの与太話を結構楽しみました。初見のときは“アレン、老いたり”と感じた内容ですが、それを知って見るとけっこう見られるものです。なにしろ昨今の“短期消滅記憶力”が作品の味方となってしまいます。細かいセリフを覚えていないから、テンポよくおしゃべりが連続すると心地よい。

それとヴィットリオ・ストラーロの撮影ですね(写真2)。「タッカー」の日本公開時に来日して、僕はたっぷり1時間インタビューしたことがあるから(この映画のアシュレイ状態でした)、この人が担当した映画を見る場合だけは“撮影が”と言いたくなります。ストラーロがアレン作品を担当したのは「カフェ・ソサエティ」からでしたか。ということは、画面サイズが1:2.00というのはアレンの嗜好なんですね。

でもアレン作品でズームを使用したのはストラーロだけかも。←きちんと調べてません。印象で言ってます。アレン作品はあんまりカメラが動かないという印象ですが、「女と男の観覧車」で“ズーム使ってる”と感じたり、今回はズームだけではなく移動撮影もありました。←そんな方法だけを論じるつもりはなく、“どうだ!”と言わんばかりの構図などを楽しんだだけです。

とりあえず28歳のセリーナ・ゴメスが大学生に見えてるし、エル・ファニングがカウガールっぽく見えてるからOK。情事の最中に妻が帰ってきて、裸で雨降るベランダに追い出されるエル・ファニングを楽しむだけでも価値があります。え?どうでもいい? そんな方は面倒だから、ちょっとあっちへ行ってて。この帰宅する妻ティファニーがスーキー・ウォーターハウスで、先日見た「アサシネーション・ネーション」に出ていました。

しかし英会話の課題作にしたくて見直したのですが、レンタルDVDには英語字幕が付いてません。なんか変なところをケチってるな。感じ悪い。物作りが算盤勘定だけに終止し始めたら、先がありませんで。不要不急の楽しみである映画なんか、その最たるものだと思う。もちっとサービスをきちんとしてんか!

写真3は主人公の母を演じたチェリー・ジョーンズ。“You're a big enough boy to hear the whole inappropriate story.”と、息子に大事な話をし始めるあたり、貫禄充分でした。←英語のセリフがネットにありました!
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