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2021年03月01日02:45

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やはり“字幕無しで見るほうがいい”という映画もあると再確認しました。デビッド・ロウリー監督「さらば愛しきアウトロー」(2018)の日本語字幕版を見て。

僕は2018年11月にアメリカで見たのでした。新装なったばかりのサンタモニカのレムリ劇場で。今回はスターチャンネルでの鑑賞です。WOWOWではだいぶ前に放送していたと思うけど、これは東北新社配給ではないからスターチャンネルだと遅い。

見たときに結構感激していたのですが、日本での劇場公開では見ませんでした。例によって僕が株主関係にある映画館では上映しなかったから。年金生活者には、シニア料金であっても映画代金はなかなか出せません。とくに一度見た作品ならなおさら。ということで念願の契約チャンネルでの放送でした。つまり新たな出費なしということ。

物語は、74歳になった老銀行強盗フォレスト・タッカー(ロバート・レッドフォード)が主人公。銀行員に落ち着いて話し、拳銃を持っていることを意識させてカバンに金を入れさせます。そしてゆうゆうと外へ出て、用意した車で逃走する。もちろん途中で車を乗り換えるから追跡者をまきます。

その逃走中に、ラジエーターの水がなくなって止まっている老婦人ジュエル(シシー・スペイセク)を見かけ、故障修理を手伝うふりをして追跡をまいたりします。そのジュエルと茶飲み話をしながら仲良くなっていく場面が、とても楽しい印象だったのですが、今回見直すとさほどでもない。

これはもちろん、日本語字幕の責任ではありません。僕の英語力では内容の1/3も理解できないので、そのせいだというのが正しい。つまり、言葉の意味を追うよりも、画面そのものから受ける感覚を重視するわけです。というか、そうやって乗り込める映画しか字幕無しで見て面白い映画はほかにないと思う。

また老境に達したレッドフォードとスペイセクの茶飲み話なんか、わざわざ画面で楽しむものではないわけです。でも劇中人物の年齢設定が自分と近いということが、画面から直に伝わってくると意味が違います。明確にタッカーは74歳と言ってました。僕はこの4月で74歳になります。

そういえばロバート・レッドフォードがジェーン・フォンダと共演した「夜が明けるまで」(2017)という映画もありましたね。あちらはNetflixで見たから、酷い日本語字幕だったけどけっこう乗りました。やはり55インチで見るのと、48インチで茶の間で見るのでは環境が違いすぎるのかも。やはり映画館で見直しておくべきでした。

それにしてもダニー・グローバーとトム・ウェイツには気づいていましたが、キース・キャラダインも出ていたんですね。そしてフォレスト・タッカーの娘ドロシーを演じていたのがエリザベス・モス。そして何よりも、若き日の脱獄シーンということで「逃亡地帯」のレッドフォード出演シーンがインサートされたことが、僕には大事件だったのです。その感激が、すべてに勝っていました。

ロバート・レッドフォードは、この作品を最後に俳優を引退するそうですが、わざわざアナウンスする必要があったのかどうか。とりあえず製作や監督は続けるのでしょう。将来有望な監督たちにチャンスを与えてくれることを期待します。この映画のデビッド・ロウリー監督も、「ゴースト・ストーリー」とかこの作品とか、慌てず騒がずというスタイルに好感が持てます。今後が楽しみ。
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