鉄道に乗らない“鉄道番組”というのも“あり”ですね。ＴＶＫテレビで放送した「鉄道ひとり旅」の“東京さんぽ編”全４回を見て。

以前から僕はルーズな鉄道オタクを自認しています。基本“乗り鉄”で、さほど列車の種類など知識はないけれど、自分が行ったことのある鉄道などが取り上げられると楽しく見ています。この「新・鉄道ひとり旅」はＣＳの鉄道チャンネルで145回も続いている番組だそうで、ＣＳと契約するほどの鉄オタではない僕は、ＴＶＫテレビでの再放送シリーズを見ています。

「新・鉄道ひとり旅」となった2015年以降、鉄道チャンネルでは月に２回“新作”を放送しているようですが、ＴＶＫでは月に３回ということもあり、１年以上遅れて始まったけれど今では半年のタイムラグと近づいてきました。基本的にダーリンハニーの吉川正洋が一人旅をします。撮影と演出兼任の担当がカメラを持って同行するだけ。

ＮＨＫで「呑み鉄本線日本旅」という六角精児による似た手合の番組も好きで見ていますが、あれよりもっと規模が小さい“お手軽”番組です。このコロナ禍で、さすがに手詰まりとなったのか「あの素晴らしい場面をもう一度」という回もありました。そしてついに、列車内での取材をあきらめ、外から眺めるだけの一人旅を展開しました。

ＴＶＫでは今年の１月20日から４回連続で放送した「東京ひとり旅」編です。田端〜赤羽編というローカル線(失礼！)を降り出しに、“新橋〜品川編”、“品川〜目黒編”、“日暮里〜東京編”をやってくれました。赤羽界隈についてはあまりなじみがなく、さらに“新橋〜品川編”では僕が重視している高輪ゲートウェイ駅の取材がおざなりで、もう見るのを止めようかと思っていたら、その次が地元目黒までと知り、そうなるとこれは見なくちゃいけません。

僕は事務所を息子に明け渡したため、最近出かけることが少ない。そこで始めたのが散歩です。そこそこ散歩はしていたのですが、自宅滞在となると本当に出不精になりますね。携帯に付属している万歩計が１日146歩という日があったため、これはヤバいと最低30分以上の散歩を心がけるようにしました。でも１時間歩いても7000歩にしかなりません。

事務所時代から“なじみ”のコースのひとつが、五反田から目黒の山手線往復でした。これを自宅からやるとさらに20〜30分プラスになり、１時間コースへと進化しました。今回は番組が五反田から恵比寿近くの埼京線の踏切まで来てくれたので、まさに我が地元の回だったわけです。

とはいうものの、吉川先生は五反田駅から目黒へと歩くのですが、途中に目黒さつき会館という機関車の動輪を飾ってあるビルを避けていました(元動力車労組かな)。取材が許可されなかったのかもしれませんが、今はその隣の元ＪＲの敷地にタワーマンションが何棟か建築中だし、僕にとっては散歩中のポイントだったので、スルーされてとても残念でした。

しかし、埼京線の長者丸踏切については、先日マイミクの桜井音楽事務所さんと歩いたばかりでしたから、実にタイムリーな放送でした。おかげでこれを見た後は、目黒駅から恵比寿方面の散歩コースに、住宅街うろちょろというオマケが出来て楽しみが増えています。←変なジジイがうろちょろしたら住民の方々には迷惑でしょうけどね。

しかしまぁなんですね、なかなか１日に１万歩は歩けませんね。とりあえず半分の5000歩以上を目指して歩いています。事務所をスタート地点にしていたときはそこから四方へと向かうのでしたが、今は自宅からなので恵比寿から白金か、目黒川沿いに大橋もしくは五反田、あるいは目黒通りで鷹番を目指したり武蔵小山へ向かうか、その４択となっています。大橋ジャンクションの空中庭園にも行ってみたいな。

その前に、スニーカーが傷んできたから新調しないと。映画館へ行くよりも健康的なので、なんとか続けようと思っています。←何より年金生活者にふさわしい低コストな運動なのです。
写真１は「幕末太陽傳」でもおなじみの八ツ山橋。写真２が五反田駅近くの目黒川、そして写真３が恵比寿の長者丸踏切。すべてネットからの拾い物です。