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2020年07月30日03:02

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「3人のアンヌ」が面白かったから手を出したけど、今回は情感が全くダメダメのダメで退屈しました。ホン・サンス監督「クレアのカメラ」(2017)。

僕は日本を含むアジア映画というものには手を出さないようにしています。それでも、たまに面白い作品に出会えることがあるので、それらしき作品には手を出します。ホン・サンスという監督の「3人のアンヌ」(2012)は、イザベル・ユペールが出ていたので手を出しました。今回もイザベル・ユペールが出ているし、なにより69分という短さが気に入ったので見ることにしました。

物語は、カンヌ映画祭に出張中の韓国の映画配給会社の室長マニ(キム・ミニ)が、突然女社長から“辞めてほしい”と言われて帰国準備を始めます。しかし“安いチケットを取ったから、変更できない”ため、宿は引き払ったけれどしばらく滞在するしかない。そんなときカンヌの町でフランス人女性クレア(イザベル・ユペール)と知りあう。クレアはカメラを持っていて、それで撮影した人の未来を変えることができる、と言う。

まず、辞めてくれと言われた理由を明確にしません。配給会社社長はマニが“正直ではない”と言うのですが、何がどう正直でないのか明らかにしないで話を進めます。そんな程度で解雇できるのかな韓国は? どうやらマニが、映画監督のソ(チョン・ジニョン)と関係を持ったからだと分かりますが、ソ監督と女社長が男女関係にあったということを“後出しジャンケン”するので、しょーもない。

「3人のアンヌ」の場合、キスシーンに雰囲気があり、それだけで僕は見て良かったと感じたのですが、今回はぐたぐだとしょーもない話が繰り広げられる上に、クレアのカメラに神通力が感じられないので、とことんバカバカしい69分でした。クレアのカメラが出演者たちの魂を吸い取ってしまい、映画が抜け殻になったんとちゃうやろか。

たとえばクレアが“韓国料理を食べたことがない”というと、マニが友人宅で御馳走するのですが、それを“おいしい”と言われてもこの映画にはその“味”が表現されていないのです。もちろん味覚付きの映画なんか存在しないのですが、そこは映画ですから雰囲気で観客(僕のことです)を納得させろ、と思います。

ある意味、僕に対してイザベル・ユペールの“魔術”が利かなくなってきたのかもしれませんね。ネッド・ベンソン監督の「ラブ・ストーリーズ」2作で舞い上がり、「ELLE エル」の熱愛ぶりに恐怖したわけですが、「エヴァ」とか「GRETA グレタ」と、どうもいけません。名優と仕事をしたいというだけのオファーが多すぎるのかも。←知らんけど。

てなわけで、今後は俳優さんの“賞味期限”を確認してから手を伸ばすようにしたいと思います。でも、なかなか見える所に表示してないから困るなぁ。
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