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2019年11月22日04:19

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やはりネットの情報には“なんらかの作意”があると実感しました。ジョルジュ・ロートネル監督「ジャン=ポール・ベルモンドの 道化師/ドロボー・ピエロ」(1980)。

マリー・ラフオレ追悼ということで、オールシネマ・オンラインの記載にしたがってDVDに手を出しました。その1本がこれ。どうせチョイ役だろうけど、ジョルジュ・ロ−トネルが監督なら見てもいいだろうと考えたわけです。そしたら、どこにも出ていない。写真としてすら出てきません。で、imdbのクレジットを調べたら、マリー・ラフォレという名前が見当たりません。ということでオールシネマ・オンラインにメールしたら、早速削除されていました。それは結構ですが、以前はお礼のメールをくれていたこともあったのに、何も連絡なしで“しれーっ”と訂正するというのはいかがなものか?

そして驚いたことに、「J=P・ベルモンドの エースの中のエース 」(1982)という作品がマリー・ラフォレの出演作として加わっていました。そうか、これの誤記載だったのかとimdbを調べたら、そっちにもマリー・ラフォレの名前がない。なんでやねん。なんとかしてマリー・ラフォレのファンを別作品に導こうとしているみたいですわ。あかんで、データベースならもっと真剣に取り組みなはれ。

でオールシネマ・オンラインが模様替えして、imdbとのリンクがなくなっていましたが、それは復活したようです。でも「J=P・ベルモンドの エースの中のエース 」からimdbに飛んだら、無数の映画名が並びまっせ。こんなんリンクにならへんで。役に立たんなぁ。

とりあえず「ジャン=ポール・ベルモンドの 道化師/ドロボー・ピエロ」の話をしましょう。物語は、詐欺師のアレクサンドル・デュプレ(ジャン・ポール・ベルモンド)が美女をたらしこんで詐欺を働くうちに、石油産業を脅かす新発明エネルギーのフォーミュラを手にする、というもの。フランス警察はもちろん、アラブの石油王らの手先からつけ狙われます。

僕はジョルジュ・ロートネルというと「女王陛下のダイナマイト」と「牝猫と現金」がこびりついてまして、どうしてもこの2作を念頭に置いてしまいます(「スパイ対スパイ」は未見)。つまりほんわかと楽しい雰囲気の中で爆笑させてくれる、というコメディーを期待します。「チェイサー」なんてのも、けっこう面白かったと記憶します。しかし今回の作品は、マリー・ラフォレが出ていなかったという失敗を差し引いても、手を出すべき映画ではありませんでした。

ただ、モーターボートがベネチアの水面を疾走するシーンとか、わりといい感覚なんです。で撮影は誰かいなとクレジットを見たら、アンリ・ドカエでした。さすがですね。←であっても、わざわざ見るべき映画ではありませんからね。アイ・キャンデー女優も、ミレッラ・ダンジェロとかまずまずですけど、わ、わしの望みはもうちいと大きい、のですわ。

フランス警察の中心人物がジョルジュ・ジュレ。「小間使いの日記」で存在感ある俳優さんだと感じました。それと当時47歳のベルモンドが、けっこうスタントをやってます。もちろんダブルも多用しますが、いくつかは本人。それに“ほお〜っ”と感心しました。とはいえ、わざわざ確認するほどの映画ではありません。

ということで、他にもいくつかオールシネマ・オンラインの記載からDVDを手に入れる予定ですが、ちゃんと見てからにしたほうがよさそうですわ。ネットの記載には気をつけましょうね。なお原題の「Le guignolo」は、グラン・ギニョール劇場と関係ある言葉じゃないのかな。道化師とかピエロで、いいの?
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