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2019年01月21日10:29

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高所恐怖症って、克服しなきゃいけないの?と思ってました。BS世界のドキュメンタリー「高所恐怖症を克服せよ」を見て。

僕の事務所は9階にあります。その道路側のリビングルームがガラス張りで、初めて部屋に入ったとき道路を見下ろしてぞっとしました。ところがコーワーカーの姪(双子です。当時1歳)が来たら、わざわざカーテンの向こう側に出て、ガラスに身をくっつけるように下を見ていました。つまり僕も、“普通に”高いところが怖いわけです。

でも、この番組に出て“高所恐怖症”を克服しようとしたメンバーは、僕よりももっと症状が酷いのでした。つまり、はしごを3段登れない、あるいは電球を取り替えるためにストールに上がれない、という状態。これはやはり深刻ですよね。僕の場合はそこまで怖いとは思わないし、今はガラス窓の下のバス停を平気で眺められます。←これって“正常”ということかな。

で、深刻な症状の方々は、お金を払って克服治療を受けるわけですね。なんで金払って怖い目をしなあかんねん?と僕は思う。でも、2階への階段が怖くて登れない人は、日常生活に差し障るから治療が必要でしょう。そんな人たちのドキュメントでした。

最初は、はしごに登って窓を拭くという作業でした。似たような人々が何人か集まって挑むことになると、勇気が出るようです。このはしごの時点では、ほとんど落伍者はいません。でも、建築現場の足場に挑むという展開になると、しり込みする人間が出てきます。さらにクレーン車に乗るとなると、僕でもいやだな。

僕は“高所恐怖症”を病気だと考えていませんでした。つまり高所という言葉を文字どおりに受け取り“高い所”と考えていたわけで、高い所なら誰でも怖いと理解していたのです。でも、ストールの上とか、2階への階段は、“高所”てせはなく“低所”であり“日常空間”です。日常空間で恐怖を感じては生活に支障が出ます。←だから僕的には“低所恐怖症”と言ってもらいたい。

そんな言い回しは別として、最後のミッションは高層ビルのてっぺんに出て、命綱をつけてメッセージを書いた垂れ幕を張るというものでした。ここまでせんでも、と僕は思うけど、ここまで出来たら恐怖心はなくなるのかもね。僕が9階からの眺めにはなじんでしまったわけですから。

ということでポイントは、それぞれの感覚を克服するという部分でした。実に現実的な考え方で、恐怖のあまり怒り出していた人も、恐怖を克服したら穏やかになっていた。ということは、いろいろ政府のやりくちに腹を立てて怒りを感じている人間(僕のことです)も、その怒りを克服できるようなプログラムに参加させられたら、政府を許してしまうんでしょうね。

つまりは、現在の政権(そしてアメリカに渡った移民の子孫である大統領、あるいは各国の独裁者たち)は、あまりにも大衆をバカにして気楽に扱っているのだな、と思ったしだいです。もちっと我々を大事にしているような雰囲気で包み込めば、僕みたいな人間をやすやすと操作できるのにね。しかし、今の下手な懐柔策で多数派を取れれば、そんな面倒で金のかかる手間はやりたくないということかも。
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