話が飛躍したが、

この人、考え方変わらないんだな…。
人を有益か無益かで量って排除しようとする、強い信念。一見、その反対である「人間皆等価値、人権平等」とは真逆だが、人がどちらを信条とするかは、受動的な教育や歴史の影響によるところがほとんどだろう。恐ろしいものである。そういう意味では被告も被害者である。

うろ覚えだか、被告が施設で働き始めの当初は利用者と仲良くしようとしていたみたいだ。しかし、仕事が容易ではなかったんだろう。もともと人の尊厳を尊重する強い信条を持っていなかった為に、短絡的に辿り着いてしまった末路なんだろう。

「人間皆等価値、人権平等」が、人を差別化することより優れていることを論理的に説明するのは、難しいのかもしれない。例えば労働力の面で言えば、確かに被告人の言う通り、差別化する方が優位であると認めざるを得ないと思われる。

だから、その価値は、理屈じゃないんだろう。
人類は歴史の中で学んできた。
差別化のつらさ。それは差別するものとされるもの、双方に通じるところもある。いじめもその一種だろう。
力のある国が他国を侵略できるのにしなくなったのは、戦争を経験して、学んで、もう嫌になったからだ。繰り返しまいとしている。
そうして世界はだんだん良くなっている、と思いたい。


理屈じゃないんだろう。
「人間皆等価値、人権平等」とは。



■被告「返事がない人を刺した」　相模原殺傷、記者と面会
(朝日新聞デジタル - 07月22日 17:13)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5716849