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2020年10月19日14:42

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犯人の一貫性「だけ」は評価できると思う

■検察側「承諾ないのは明らか」=3人殺害で中間論告―座間9遺体公判・東京地裁支部
(時事通信社 - 10月19日 12:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6273810
もちろん被害者の親からすれば犯人のことはくそったれというのはよく分かるし、批判もあるでしょうが、この犯人は死刑になっても良いと考えた上でこういう蛮行をしでかしているので言動には一貫性があります。
先日起きた安楽死殺人医師も常日頃から安楽死を肯定していて、TwitterなどのSNSでも安楽死肯定の考えを公開しており、そして実際にやってあげたのですから、その言動の一貫性は、これまた評価できると思います。
あまり良い例では無いけど小学生を虐殺した宅間守も、自分のしたことを全く反省せずに、命乞いもしないまま死刑を受け入れました。
私は、犯罪者だったとしても、件の安楽死殺人医師とか宅間守や今回の白石隆浩のように言動に一貫性のある人は立派…というと語弊がありますが、考え方の筋を通す態度は評価すべきだと思います。
こんなことを書いたのは、これは体罰指導の例ですけど、私の子供時代に全然一貫性無いような体罰教師がいたからです。私の通っていた長野県岡谷東部中学校の学生時代、東中連合という不良集団が職員図書室を占拠して暴れており、授業妨害もしょっちゅうで、卒業式には私服警官に保護者席に入ってもらわなければならないくらい学校が荒れて いました。この当時、体罰指導が無かったか?といえばもちろんありました。生徒のアタマをメガホンでぶったたく体罰教師もいました。私も二回くらいメガホンでぶんなぐられましたが。時効に近いくらい昔の話だから実名出しても問題ないと思うので実名で書きますけど、私が名取秀樹先生というメガホン教師に頭をぶったたかれた二回とも、生徒集会中だったのですが東中連合の使いっパシリ三下みたいな奴に絡まれて頭を叩かれたり小突かれたりしたので、手でそれを払いのけていた。それが、二人して生徒集会中に騒いでいると認識されたらしく、メガホンでぶったたかれました。
私は、頭をぶったたかれた二回ともに非常に不本意な気持ちでその体罰を受け入れましたけど、「昔から連帯責任というか、喧嘩両成敗という言葉もあるし、これはこれで仕方ない」と自分で自分を納得させていました。自分にも言い分はあるにせよ、頭を小突かれたり叩かれたのを振り払って、結果的に生徒集会の進行を妨害していたのは事実でしたから。その少し前にも似たような状況で教師に殴られて、『僕は不良にからまれたから反撃しただけです。どうして僕まで殴られなければならないんですか!』と抗議したら『誤解招くようなことをしたお前が悪い!弁解すんな!』ともう一発ぶん殴られたこともあったから、とにかく連帯責任だから仕方ないと思ってました。


ところがその後あるとき、全校集会で東中連合の不良グループが椅子を投げつけるなどして大暴れして、体育館内がめちゃくちゃな騒ぎになった事件があったのですが、周りの教師達はびびってしまって止めに入りませんでした。件のメガホン教師も傍観していました(笑)

ただ一人だけ不良達を止めようとしたのは、国語の女性教師の笠井みゆき先生でした。体罰指導なんかとは特に縁も無いような体の細い、気の弱そうな先生で私は直接教わったことはありませんでしたが、本当に偉い先生だったと今でも尊敬しています。もっとも、多勢に無勢で不良達には歯が立たず、ボコボコにされていましたが(笑)。

薄情なようで申し訳ないんですけど、私は笠井みゆき先生が不良集団にボコボコにされていたとき、ゲラゲラ笑ってましたね。あまりにもブザマで滑稽で。もちろん、半分くらいは多勢に無勢で勝てる見込みもないのに不良集団を止めようとひとりだけ立ち向かっていた笠井みゆき先生のブザマな姿が滑稽だったから笑ったんですけど、半分はメガホン持ったまま傍観していた名取秀樹先生の姿が滑稽だったから、というのもあります。あんたのメガホンは、俺のアタマをぶったたくのは役に立ってるみたいだけど、不良集団を止めるのには全然役に立ってねえな、と。テメぇラ体育会系教師どもの体罰指導やら体育会系のリクツは、俺を殴るのには役に立ってるみてぇだけど、東中連合の不良どもを止めるのにはクソの役にも立ってねぇじゃねーか、と。

もちろんこれは極端に酷い教師の事例であって、そうじゃない体罰指導教師もたくさんいるとは思います。繰り返しますが生徒集会中に体罰教師からメガホンで頭をぶったたかれたこと自体は納得しています。故意にやったことではないにせよ生徒集会の進行を妨げていたのは間違いなかったし、誤解を招くような行動をとったワタシの当時の判断も不適切だったとおもうから。ただその後、不良集団が大暴れしたときは、これは私のケースとは根本的に違って、明らかに悪意をもって意図的に生徒集会を妨害していたのは誰がみても分かることで誤解のしようもないのに、なんでそれは止めなかったのか?しかも女性の教師がただ一人だけ止めに入ってボコボコにされていたのに…。

ということです。あんたの持っているメガホンは、飾りか?と。おそらくメガホンでぶったたくのは大きい音がするだけで特に痛くはないし、体罰の範疇には入らないだろうし、頭をぶったたく大きな音が体育館内に響けば生徒の耳目を集められる。「お前ら、騒げばこういう目に遭うぞ!」というミセシメと脅しの意図がメガホン教師にはあったんだろうと思いますが。
誤解の無いように補足しておきますが、私は教育的な懲戒効果が見込める体罰指導は必要だと思うし、原則肯定しています。また、教育の現場における体罰指導や暴力指導が連帯責任を伴うものである以上、ときに受けた生徒が理不尽に感じるケースがあるであろうことも理解はしているつもりです、一応。
今回名取秀樹先生の実名を公開して批判したのは、この教師の暴力指導に覚悟も信念も一貫性も無かったからです。

こういう奴に比べたら、今回事件を起こした白石隆浩や、安楽死殺人医師や宅間守の方が覚悟を持って行動しているだけずっとマトモだと、私は思います。
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