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2019年12月08日12:57

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この日記だけは、 最後まで読んで頂きたいです。 西成 おじさん昔 32年前

この日記だけは、
最後まで読んで頂きたいです。

西成 おじさん昔
32年前
12月15日
全てを無くして
ルンペン(ホームレス)15日間
西成 南のはずれボロボロアパート
700円の宿泊施設
その後 6か月間暮すことになりました。
畳一枚分の自分に許された
寝床です。
想像もつかない
今の西成は
1200円で、畳2畳半
テレビ 冷蔵庫 ドアーまであります。
おじさんの時代は32年前
バブルが始まって
日雇いの人が住む場所を確保できない
もぐりのたこ部屋
700円 普通の人には
想像もつかないと思います。
畳一枚分に4面をコンパネ高さ30cm壁だけです。
部屋の大きさ8畳分
部屋に8人です。 
身の回りの物 カバンと靴を
抱いて眠らないと
すきを見せると、全てなくなるくらいの
最低の場所でした。

6か月暮しました。
人間落ちるところまで落ちると
怖いものがなくなる
ゼロからの出発
屋根があり床そして毛布
一週間に一度のお風呂
毎日3000円仕事をして
日本橋で家電修理の仕事です。
毎日700円と100円おかずのお店で
ご飯おかず2品合計1000円
その中から2000円貯金か1500円を
毎日貯めて6ヶ月後
おじさんに或る転機が

バブル時代です。
西成にいたから
建築ブームで職人 土工 日雇いの人たちが
どんどんセンター下からマイクロバス 自家用車に
ぎゅうぎゅう詰める

おじさんは考えました。
2度目のチャンスかもしれない
もともとおじさんは電気が好きで
たくさんの仕事をしてきた経験がある
このお店で、6か月働かせていただき
もしかしたら、
人生を取り戻せるかもしれない
そう思い日本橋の家電修理の社長に
自分の考えを伝えて
お叱りを受ける覚悟で
社長は、険しい顔で
数分間 無言の時が過ぎ

重く硬く閉ざされた唇

ただ一言

がんばってみなさい!

今でも忘れることの出来ない言葉と

その一言に多くの人生を感じさせてくれた社長

そして、少し待っていなさいと

背中を向けて2階の事務所に上がっていく後ろ姿

数分たち社長が下りてこられて

薄汚れた紙袋

君の日給は10000円だったから
毎日7000円を貯めておいたからと

ボロボロなった紙袋中身は1000円札ばかりで
6か月分

持って行きなさいと

最初の約束で日給3000円いいです。
使ってくださいとお願いしたのに
古くからの職人さんの手前
頂くことができないと
お断りしたはずの

君が望むとこるに行きなさい
そして、二度と戻ってくることのないように

あなたの人生なのだから
これからあなたがかかわるであろう
人たちにつらい思いをさせないように

私は、心の痛みを感じました。

うつむき 止めようのない涙
一生分の涙を
30年生きてきて
家族 友人 社員を路頭に迷わせた

こんな私が命の恩人である社長から
2度も助けて頂いた

6か月西成生活の後
マンションを借りて
いろいろな事がありました。

人生で2度 社長にしていただきました。

あれから32年

港区にパソコン修理工房SUZURAN
これからも、精進を重ねてまいります。
感謝 感謝

たくさんの人たちに支えられて
利益を考えず
食べていければいいと
そして、

二度と人の上に立つことはないでしょう

なぜならば

人は間違いだらけの生き物です。

人の上に人を造らず

人の下に人を造らず

すぐそばの隣人を敬い
愛せることが大事だと思います。

また話が長くなりました。

  すずらんおじさん


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