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2019年08月19日21:45

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それでも烏野には負けてほしい。そして縁下政権が見たい!

今日は8月19日ということで「ハイキュー!!の日」(笑)。
他にも「バイクの日」とか「俳句の日」とかいろいろあるようですが、バイクや俳句には親しんでいないので、個人的にはハイキュー!!の日をメインでいきたいと思っております(笑)。


そして今日はお盆明けの月曜日。偶然にもジャンプ発売日。
鯨台高校との4回戦もどんどんヒートアップしておりますが、個人的には烏野にそろそろ負けてほしいと感じてもいるのです。



このあとはネタバレいろいろ入ります。



もちろんこれは烏野がキライだからではなく、「ハイキュー!!」という作品をもっと読みたいからというのが理由だったりします。
というのもジャンプの学生スポーツモノは(必ずしもそうではないかもしれないけど)、全国優勝するとそこで連載が終わっちゃう気がするからなんですね(苦笑い)。


でも「ハイキュー!!」はそうなるのがすごくもったいない。
なぜなら「代替わり」がすごくうまくゆく希有な作品だと思ってるからなんですよ。


ジャンプではあまり見かけない気がしますが、他の雑誌の学生スポーツモノでは、長期連載で「代替わり」をする作品が結構あると思います。
たいていは連載開始時に一年生だった主人公が二年生に進級し、その他のキャラも一学年上にあがってゆく。


でもね、個人的にはこれがうまくいく作品ってすごく少ないと感じてるんです。
二年生キャラが形だけ三年生になっても(一年生キャラが二年生になっても)、どうしても違和感が抜けない。
それはそうなんですよね。
だって連載開始時点で一年生は一年生らしく、二年生は二年生らしくキャラ付けしちゃってるんですから。


例)
三年生…とても高校生には見えない、三年生を五回か六回くらいやってるような重厚で頼りがいのある先輩
二年生…三年生に比べて線が細く実力も足りない。一年生に比べても経験の分実力はあるが、主人公である彼らに追い抜かれる引き立て役になることが多い
一年生…未熟で幼いが潜在能力はピカイチ。主人候補生もあって成長スピードも著しい


連載開始時点でこの「盤石」の態勢を作っておきたくなるのはわかります。
そうじゃないと話が作りにくくなっちゃって、人気も出せないだろうから(苦笑い)。


だけど「代替わり」するとこれが裏目に出てしまう。
線の細い二年生が三年生をやろうとしても、前三年生ほどの安定感や安心感を読者に与えることは難しいし、無理矢理そう見せる演出をしても違和感は拭えず、それどころか逆効果で読んでる方はしらけてしまうかもしれない。


マンガだとビジュアルも「キャラ付け」に合わせて作られることも多いから、さらにバランスの悪さが際立ってしまう。
二年生が三年生になっても、どうしても線が細くて頼りがいが乏しいからね。


また一年生も、たとえ二年生になっても、一年生らしさが抜けない。
変にそれらを抜いて落ち着きとか精神的成長を与えてしまうと、彼らのキャラである未熟ゆえの急激な成長にブレーキをかけて、本来の魅力を殺してしまうことにもなりかねない。


つまり代替わりするとおもしろくなくなる、少なくとも前代以上のおもしろさを提供することが難しくなる作品が多いんです、個人的感覚では。


だけど「ハイキュー!!」はこのあたりのキャラ付けがものすごく絶妙というかリアル。
彼らはバレーに対する姿勢や才能を置けば、本当にどこにでもいる「普通の高校生」。
これは烏野だけでなく、他の学校のキャラクターたちもそうで、彼らの日常を題材にした二次創作も大変おもしろいものが多い(笑)。


そしてこのあたりのリアリティが、難しいはずの「代替わり」を自然にこなしてくれる気がするんですよね。
現実の高校生も、彼ら自身の個性はそのままに、学年が変わって部活内での立場が変わればそれに応じて変化(成長)する。
どこがどう、と明確に言えるものではないけれど、三年になった二年生は三年生らしく、二年になった一年生は二年らしく、やはり変わります。
この変化が進級した全キャラに必ず起こるはずなんすよ、「ハイキュー!!」では。


じつは「ハイキュー!!」ではすでに実例もあって、すでに代替わりした伊達工。
あんだけ先輩に対してクソ生意気だった二口が、手の掛かる後輩である黄金川の存在もあって、本当に部長らしく、先輩らしくなってきている(笑)。
「立場が人を作る」「後輩が先輩を育てる」というリアリティを、ごく自然に表現してくれてるんですよね。


この変化が烏野を含めた全校で起こると思えば、読みたくなってしょうがないでしょう!(笑)
特に烏野は縁下の、大地さんとは違う隠然とした「統率力」が楽しみでならない(笑)。
ツッキーに対する縁下を見てると特にそう思う。


ツッキーは自覚してないだろうけど(そして指摘されるとものすごく嫌な顔で否定しそうだけど(笑))、彼は一年生の中で一番扱いにくい男で、あれほど頼りがいのある現三年生も彼には腫れ物に触れるように接してるところがある(笑)。
そのツッキーをごく自然に、本人に不快感を与えることなく手懐けてるのが縁下で、それだけでなく、同学年だけどツッキーとタイプの違う強烈なクセを持った田中とノヤっさんを完璧にコントロール下に置いてることからも、彼の器量には感服せざるを得ない。
和久谷南校戦のラストで「バタバタしない!」と日向を落ち着かせた檄は、バレー部主将としても充分力量があることを証明しているしね。


そんなわけで次がない大地さんたち三年生には申し訳ないんだが、次代の烏野(他校も)をどうしても見たいので、そろそろ負けておいていただけるとありがたいなと(苦笑い)。
実は「ゴミ捨て場の決戦」で負けるかなーと思ってたんですが、そこを乗り越えちゃったため、「あれ、このまま一気にテッペンまでいっちゃう?」と危機感が増しているのです(苦笑い)。


ちなみに個人的に代替わりがうまくいった希有な作品の一つに、小林まこと先生の「柔道部物語」があります。
あれもいろいろリアリティあったからねー(笑)。




「ハイキュー!!」TVアニメ第4期は20年1月スタート 東京都代表決定戦描くOVAも発売決定
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=50&from=diary&id=5753686
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