大石寺の１７世日精が最晩年に著した「日蓮聖人年譜」で主張している造仏の邪義を庇（かば）いだてするために、退席痔のオレオレ詐欺坊主どもは無い知恵をひねって、「日蓮大聖人年譜」の中に書かれた「或る抄」が要法寺日辰の邪義であり、日精はこれを破折しているなどと、見て来たようなウソを垂れ流しているので、日辰の「観心本尊抄見聞」の主張と日精の年譜での主張とが全く同じであることを示して、日精が死ぬまで日辰の邪義を主張していたことを証明しましょう。
オレオレ詐欺坊主どもの邪宗門・退席痔派では、日精が法主になってから死ぬまでの約５０年間を「且（しばら）く＝一時的」と呼ぶ、というブラックホールにでも落ちたような狂義を主張しているので、詐欺師たちが「日蓮聖人年譜」の中の「或る抄」とは日辰の「三大秘法ノ記」だとかいう大ウソの主張を打ち砕いて、実はこの「或る抄」とは、八品派（本門法華宗、日蓮宗八品派）の主張と同じであり、
「日精が「日蓮聖人年譜」の中で「或る抄」を批判している内容」
と、
「日辰が自著「観心本尊抄見聞」の中で八品派を批判している内容」
とが全く同じであることを示して、オレオレ詐欺坊主どもの大ウソを明らかにし、結論として「血脈相承を受けても死ぬまで邪義を主張した法主が実在したこと」を証明します。
日精の「日蓮聖人年譜」
「或抄に云く、御書の中の本門の題目と云ふに付て三義を成せり、
一には（中略）
二には神力品の時塔中にて一部の肝心五重玄の妙法を本化上首に付属したまへり、神力品、結要付属の義による、是の故に本門の題目と云へり、（注：これは完全に八品派の主張）
三には（中略）
本門題目とあるを見て寿量品に限ると思はば誤りの甚だしきなるべし文、（注：以上「或る抄」）
此の文を見るに当家に於て本門寿量品の南無妙法蓮花経と勧進するは誤なるべきかいかん、
＜注：日精による「或る抄」の批判＞答へて云く此の三義を出せるは祖師日蓮大聖人を破り奉らんところの謗法の書なり、全くこれを信ず可からず（注：オレオレ詐欺坊主が、日精が日辰を破折していると主張する根拠）、其の故は下山抄（十八紙）云く又
�� 地涌の大菩薩末法の初に出現せさせ給うて本門寿量の肝心たる南無妙法蓮花経の五字を一閻浮提の一切衆生に唱へさせ給うべき先序の為なり文。
又（四十四）云く
�� 実には釈迦多宝十方の諸仏寿量品の肝要たる南無妙法蓮華経の五字を付信ぜしめんが為に出し給う広長舌なり文。
(中略)悪機なるが故に之を止め
�� 地涌千界の大菩薩を召して寿量品の肝心妙法蓮華経の五字を以て閻浮提の衆生に授与せしむるなり文。」
以上の� 銑�を次の� 銑�と比較すれば明らかですが、日辰が「観心本尊抄見聞」で八品派の批判をした文と全く同じ御書を引用しているのです。
「＜注：八品派の質問＞問う上行出世の本意に約する時は本門八品上行要付と云うべきなり、謂く只八品を説いて之を付属すと云へり、今何ぞ傍付正付に約して本門八品上行要付と云はざるや。
＜注：日辰の回答＞答ふ諸文に任せば只寿量の妙法を以て上行弘通と見えたり、
下山抄に云く、
�� 実には釈迦多宝十方の諸仏寿量品の肝要たる南無妙法蓮華経の五字を付属せしめんが為に出し玉う広長舌なり以上、
又云く
�｜詫阿梁臺郢�末法の初めに出現せさせ玉いて本門寿量の肝心たる南無妙法蓮華経の五字を一閻浮提の一切衆生に唱えさせ給う前序の為なり（中略）
今の文に云く
�Ｃ詫粟薐Δ梁臺郢Г鮠い圭个靴銅�量品の肝心妙法蓮華経の五字を以て閻浮提の衆生に授与せしむと」（研教５−４１１ 日辰「観心本尊抄見聞」）
つまり、日精が最晩年で著した「日蓮聖人年譜」で主張している内容は、要法寺の日辰が「観心本尊抄見聞」で主張している内容と全く同じなのです。
ところがオレオレ詐欺坊主どもは、何も知らない哀れな老人たち（法華講員）をだまして、供養を振り込ませるために、次のような切り文での誤魔化しをしているのです。
（邪義）■日精上人は、『日蓮聖人年譜』の中で、日辰の『三大秘法ノ記』（「或る抄」）を確かに紹介している。しかし、久成釈尊に固執する日辰に対して以下のように厳しく破折しておられる。ここに、日精上人の日辰に対する姿勢、真意がよく表れている。
■大聖人を破り奉らんところの謗法の書なり、全くこれを信ず可からず（第１７世日精上人著『日蓮聖人年譜』／『富士宗学要集』第５巻１２０頁）
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（邪義）■「謗法の書」とは日辰の『三大秘法ノ記』（「或る抄」）。日精上人が、日辰の『三大秘法ノ記』を批判されるということは、まさしく文底の実義に到達されておられるからこそ可能なのである。文上脱益の本尊に拘泥するがごとき、日辰と大同小異の見解であったならば、日辰を批判することは絶対にできない。
（破折）⇒ 「謗法の書」とは、実は「八品派の主張」であり、日辰が「観心本尊抄見聞」でその内容を批判し、日精も「日蓮聖人年譜」で全く同じ批判を展開しているのです。
ところがオレオレ詐欺坊主は、これを認めると血脈相承の幻が暴露されることから、「或る抄」とは日辰の『三大秘法ノ記』だという、その中身も公開しないままで、極めて巧妙なウソを垂れ流しているのです。まさしく「オレオレ詐欺坊主」と呼ぶしか他に適切な表現はありません！
そして、結論として、堀上人が「富士宗学要集」５−１１７〜１２２ で日精の生涯にわたる邪義を頭註で、
「此の下 辰師の造釈迦仏の悪義露顕せり 迷うべからず」
「本師（日精）又謬義を露わす 惑うべからず」
等と繰り返して批判されていることが、オレオレ詐欺坊主どもの誤魔化しである「誤解」や「錯誤」などではなく、逆に極めて鋭く法主日精の信念の本質を見抜かれていたことを証明しました。
これが大石寺に伝わる血脈相承の歴史的な実態なのです。
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