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2020年02月15日15:59

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豆マメまーめ

某・国営放送で小豆の話をやっていました。糀が入ったものらしい。
アナ「作り方は難しいんじゃないですか?」
女「いいえ、簡単なんですよ。そこに煮た小豆がありますから、糀を入れて混ぜてください」

あー、なるほど。混ぜるだけなら簡単。
――って、アホですかーっ!? 煮た小豆? 煮るのがタイヘンなのに。

水で洗った小豆を12時間ぐらいつけておき、強火で煮たら中火にし、3回ほど水をたして、アクが出たら丁寧に取り除く。
これが大体のところなんですけど、いろいろ細かい部分は人それぞれ。
でも、時間はかかりますよ。

実家で母と見てたんですけど、2人ともあきれてしまいました。

豆といえば、母にはトラウマがあるせいか、あんまり食事に出なかったなあ。

以前にも書きましたが、戦争中、小諸(長野県)に学童疎開していて、当時のご飯はダイコンやらお芋やらの混じったご飯。もちろん、お米がなかったからです。
で、大豆の入ったご飯を、1杯だけ、3食食べていたんですね、小学生も先生も。

だけど大豆の量は多いし、戻し方もいいかげんだったから、多くの子は下痢をしてしまいました。
そうすると、大豆ご飯ではなく、お粥が出るんです。
だけど、そうするとお米がますます減るわけで…。

こんなヒドい食事なんだったら、今に死んでしまうから、それなら父母のいる東京で死んだ方がいいって思ったまいこちゃん(母)は、実家に「ハハキトク」というニセ電報を頼み、服も布団も教科書もおいたまんま、東京に帰ったんです。

後でわかったんですが、大豆は家畜の飼料用のもので、業者が横流しをしていたっていう。
都会はともかく、田舎では子供が飢えるほどの食糧難ではなかったんですね。

だから母は長野県が今でも大キライ。
まあ、しかたがないかぁ…。
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