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2021年08月23日06:46

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僕の交響曲(8/22マイシンフォニー)

馬の名前は重要だ。馬の名前そのものに奮い立たせるものがある。かっこよければかっこよいほど、かっこ悪ければかっこ悪いほど。大馬主さんが大量にデビューを控えた若駒の1頭にみずからの冠とよくある外国人のファーストネームをつける。風になびく美しい緑や荒々しく土煙が舞い上がる世界の中で、過去に何度も登場した取ってつけたような名のついた馬たちが命を懸けて戦い、敗れ、忘れられていく。何度も何度も。
そんな中、勝ち上る馬がいる。それだけでなく、その中でステップアップを順調に重ねる馬が出てくる。さらにはそのまま過酷な凌ぎ合いを制しながら華々しい大舞台で躍動し始める馬がいる。
格好良ければ格好良いほど大活躍する馬の名前は研ぎ澄まされ当然に皆に知れ渡ることとなる。格好悪ければ格好悪いほど大活躍する馬の名前は皆の心に突き刺さり、いつしかその嘲笑は、愛に満ちた傷をつけて記憶に残り続ける。
馬の名前は重要だ。かっこ良ければよいほど、かっこ悪ければ悪いほど、馬の名前は輝く。その輝き方は千差万別なれど、どの馬もどの馬の名も同じ高さの輝きにきっと届く。

さて強いのは当たり前。POGにおいては、この指名如何でその年の勝負を決めかねないディープインパクト産駒。そんな贅沢な主力選びも、ご存知の通りほぼ今年が実質的な最後の機会。俺の選んだ牝馬エース候補は、有名個人馬主が所有する「交響曲」の名をもつこの1頭マイシンフォニー。さっきまで悦に入って語ってた駄文で言うところの、いわゆるカッコいい名前です。この馬主さんでこの血統馬とくれば、これも良く知られてる通り、主戦はこの騎手で決定。この馬を指名するってことは松島社長。そう言い換えればキーファーズさんと共に「武豊で凱旋門賞を」と言うどでかいスケールの悲願を追うということ。
日本の有名三大交響曲と言えば(諸説あり)、ベートーベンの「運命」、シューベルトの「未完成」、そしてドボルザークの「新世界より」だそうです。いいじゃない。どれも自分の選んだ馬の初舞台からずっと一緒に一喜一憂し続けるにはピッタリのテーマじゃないですか。
さあ、マイシンフォニー。デビューは当然の人気も出遅れ、鞍上も無理せずであっさり4着に敗れてから二月の叩き2戦目。僕の交響曲はどんな出来栄えで今日は鳴り響くのか。

8/22小倉2R芝1800。16頭フルゲートで8枠15番から。デビュー戦然り、この過程でもゲート練習をしたりスタートにかなりの難があるこの子。大きく外目に収まる今回が吉凶どちらに出るか。さあ相手はかなり骨っぽく、印が対抗馬にグリグリっとつく中で、期待からか1番人気を背負い、微妙なうちのエース候補が行きます。スタートです。
ススっと出た全く何にも問題ないゲート。外なのに也で先行3番手に収まれたらこりゃあ文句なしでしょ?さあ、こうなってくるとむしろ鞍上はどうするのか?ありゃりゃ!つうか、めいっぱい引っ張ってます。行きたがっちゃってるんだわ、こりゃ。さあ、「どうする?」の意味が違う方向へ....かかってるうちのディープ女子をどうやって運んでいくか。武Jその位置で我慢させながら3,4コーナーで並びかける形まで持っていきました(苦笑)。こりゃあ他にやりようがないわねぇ。もうこれしか運びようがないでしょ?さあ、これぞザ・成り行きのまま直線に向く。対抗とのセメント叩き合いの直線。追って追って振り落とすと、女横綱(候補)ここにありの競馬で決着と思いきや、外からグイグイ伸びてきた伏兵に最後の最後に並ばれてのゴール。いやあ、こりゃ勝っていたい、残っていたいが...さあ。
あああ。負けました。ハナ分差されての2着。うわぁ、痛いけど、よく頑張った。2戦目は【新世界へ】到達もまだまだ【未完成】のままの【運命】....ああ、マイシンフォニー。三大交響曲そのままに未だ勝ち上がりを目指す立場に。負けて強し....これは残念ながら2戦目の未勝利馬には当てはまらない文言。
武J談「ゲートは出たけど道中引っかかった。内にささるところもあったし、ちょっともったいなかった。」くぅ....ほんとに勿体ねぇ。

まあ、こう言う時は違う定型フォーマットがありますわね。「次は確勝」うん、次は確勝。


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